メールマーケティングを効率化!配信の効果を上げ、管理の負担を低減するコンビーズメールプラス
EC運営においてメールを活用する際、多くの場合は何らかのメール配信サービスを利用することになる。SNSなどの登場でメールの効果が疑問視されることもあるが、メールはいまだに費用対効果の高いツールだ。一方で、リソース不足、業務の煩雑さなどが課題となることの多いEC運営において、メール配信は極力効率化したいところだ。メール配信サービス「コンビーズプラス」は、低価格・高機能なツールとして、長年多くの企業に利用されてきた。このサービスを提供する株式会社コンビーズ 桑原 翔氏に、効率的なメール配信を実現するサービスの特長について伺った。
メールマーケティングの必要性と課題
EC運営において欠かせない存在だったメールだが、SNSやLINEなどの新たなツールが登場するなかで、メールの必要性を疑問視する声もあがっている。しかし、メールはまだまだ活用の余地があるツールだと桑原氏は言う。
「SNS広告や検索型広告、SEO対策などに比べて、メールは費用対効果の良い施策と言えます。ジャンルや顧客層にもよりますが、ECで購入したきっかけを調べたところ、まだまだメールの割合が高いという結果も出ています」。(桑原氏)
コンビーズメールプラスの利用企業の業種・業態は幅広く、EC企業でもさまざまなジャンルで利用されている。ただ、傾向としては、中小企業の利用が多く、アパレルや食品、飲料などを取り扱うEC企業が多く見られるそうだ。
「メールマーケティングにおいてよくある課題としては、担当者の引き継ぎの際にツールの活用がうまく引き継がれていなかったり、人材が不足していてしっかりと取り組むだけの手間をかけられなかったりという状況があります」。(桑原氏)
長年の実績と導入しやすいコスパの良さ
メールマーケティングに課題を持つEC企業が、コンビーズメールプラスを選ぶ決め手はどのようなものなのだろうか。まずは、多種多様な業種・業態の企業が多く利用しているという実績があげられる。
「弊社の設立は2002年で、『コンビーズメール』というサービスが始まりでした。その後継サービスである『コンビーズメールモバイル』から、名称の変更などをおこなったのが『コンビーズメールプラス』です。コンビーズメールの頃からおよそ17年、20,760社以上にご利用いただいているという実績が、コンビーズメールプラスの強みのひとつです」。(桑原氏)
多くの企業が導入に至った要因として、低価格・高機能でコストパフォーマンスが良いという点も重要だ。
メールの到達率、開封率、クリック率を高める機能
コンビーズメールプラスには、メールマーケティングに必要な機能が搭載されており、PDCAを回しながら効果的なメール配信をおこなうことができる。一般的にメール配信サービスに搭載されている機能に加えて、いくつか特徴的な点がある。
そのひとつが、経路検索型アルゴリズムだ。メールの送受信では、通常、送信側のサーバーと受信側のサーバーが一対一で通信をおこなう。しかし、大量のメールを一度に送る場合は、受信側のサーバーに拒否されないように、送信側のサーバーを分散させるのが一般的な方法だ。
「コンビーズメールプラスでは、送信側のサーバーをただ分散させるだけでなく、到達率がより高くなるサーバーを判断して送信を担当するサーバーを振り分けるということを、自動的におこなっています」。(桑原氏)
実は、送信側のサーバーには得手不得手があって、メール配信をおこなうなかで、たとえば、このサーバーはdocomoにはよく届くけれどauには届きにくいといった、サーバーの性格のようなものが出てくるのだそうだ。
「コンビーズメールプラスでは、送信先リストを20件ずつに分割し、サーバーの送信実績に基づき、その20件をどのサーバーから送信したら到達率が良くなるのかということを自動的に判断して振り分けることができます」。(桑原氏)
メール配信の際には、柔軟かつ効率的なグルーピングも可能だ。たとえば、配信済みのメールに関して、開封済の人だけ、あるいはメール内にある特定のURLをクリックした人だけといった条件を設定することで、条件に該当する人が自動的にグループ分けされる。
また、配信したメールに関しては、その開封率とメール内のURLのクリック率に加え、それをおこなった時刻も取得している。このデータに基づき、開封されやすい時刻、クリックされやすい時刻を学習して、一通ごとに最適な時間に配信することも可能だ。
店舗ごと、ブランドごとの子アカウント作成が可能
さらに、コンビーズメールプラスの特徴的な点として、「複数店舗コース」というプランを利用することで、複数アカウントを一元管理できることがあげられる。
「『複数店舗コース』では、アカウントに親子関係を持たせることができます。たとえば、ECで複数の店舗を運営されている場合、本部の親アカウントの下に店舗ごとの子アカウントを作成することができます。これにより、本部とは別に、店舗ごとのメール配信が可能になります。また、本部が承認しないとメール配信ができないというような、承認機能も利用可能です」。
複数アカウントの一元管理を活用することで、店舗やブランドごとのメールマーケティングをおこないつつ、管理を効率化することができる。この機能が利用できるメール配信システムはあまりないそうで、コンビーズメールプラスの大きな特徴のひとつとなるだろう。
セキュリティの高さを保証する3つのマーク
最後に、機能面の他に特徴的な点として、セキュリティ面があげられる。
コンビーズ社では、プライバシーマーク・ISO27001(ISMS)・TRUSTeの3つを取得している。プライバシーマークを取得しているところは多いが、この3つをセットで取得しているところは珍しいそうだ。
「弊社では、プライバシーマーク・ISO27001(ISMS)・TRUSTeの3つの要求事項に準じた基準、もしくはそれ以上の基準でサービスを運用しています。コンビーズメールプラスで扱うメールアドレスや氏名といったデータは、弊社のお客様のそのまた先のお客様のものなので、厳重な管理を明言することは重要だと考えています」。(桑原氏)
個人情報の取り扱いに対する意識が高まる昨今、機能面だけでなく、セキュリティ面でも安心して利用できるということは、EC事業者の安心材料として大きいだろう。
さらに便利に、EC企業の業務を効率化
長年の実績があるコンビーズメールプラスだが、EC業界の変化に応じて、都度、必要な対応を考え、対応している。
「今後の展開として、コンビーズメールプラスをさらに便利に利用してもらうために、管理画面やフロントページのデザインを新しくすることを考えています。また、コンビーズメールプラスは中小企業の方にご利用いただくことが多いのですが、そういった方々によく見られるのが、業務範囲が広く、時間がないという状況です。コンビーズメールプラスをご利用いただくことで、そういった方々の手間と負担を軽減していきたいと思っています」。(桑原氏)