【関西エリアのEC・通販事業者必見】発送コスト・リードタイム削減!大規模物流拠点「SLC関西」で叶える高品質物流とBCP
スクロール360では、2019年から『スクロールロジスティクスセンター関西(以下、SLC関西)』が稼働している。
EC・通販に関して豊富な知見とノウハウをもつ同社が、関西に物流拠点・営業部隊を構えることで、物流代行・発送代行などの対応力が大きく向上。関西エリアはもとより、広く西日本エリアのEC・通販事業者にとって大きなメリットを享受できるセンターとして、注目が高まっている。
同社で西日本エリアを担当する、営業部 営業第4ユニット ユニット長 川嵜 貴文氏と、同ユニット高橋 諒氏にお話を伺った。
よりお届け先に近い倉庫からの発送が可能になり、BCPの面でもクライアントをサポート
―― 関西に拠点を置いた背景、ねらいはどのようなものだったのでしょうか。
川嵜 当社は、本社がある静岡に「SLC浜松西」「SLC浜松」「SLC磐田」「SLC袋井」といった複数の物流拠点をもち、すべてそこから全国へ発送しておりました。
しかしEC・通販では、どうしても発送料の値上げなどがたびたび課題にあがり、事業者様からのニーズに応えるためには、全国に拠点を増やして、“購入者様に近い拠点から発送することで、発送コストを削減したい”と考えたのです。そこで2019年には関西拠点として『SLC関西』が稼働し、さらに2020年には関東拠点として「SLCみらい」(茨城県つくばみらい市)を稼働させるなど、複数拠点化を推進しております。購入者様に近いところから発送することができれば、当然に発送コストの削減にもつながりますし、なにより、お届けまでのリードタイムを短縮できるので、事業者様のサービス品質の向上にも貢献でき、購入者様にもご満足を提供できるようになりました。
▼2020年5月より「SLCみらい」が稼働開始。同社首都圏初の物流拠点として話題に。
https://ecnomikata.com/original_news/26481/
https://ecnomikata.com/original_news/26215/
高橋 それに加えて、事業者様のBCP向上の点からも、関西拠点など全国に複数の拠点をもつことの意義は大きいと考えています。
たとえば、静岡の拠点と関西の拠点など、複数の拠点で分散オペレーションが可能になれば、万が一、災害などでどちらかの拠点の出荷が止まってしまっても、別の拠点から出荷できるので、お客様に迷惑をかけることがありません。つまり、EC・通販事業を支障なく継続できる体制を構築できるわけです。
『SLC関西』が本格稼働に至ったことで、こうした点でも、事業者様には大きな貢献ができるものと自負しています。
単品リピート、ロングテール などオールラウンドにEC・通販事業者の物流ニーズに対応
―― どのような商材を扱うEC・通販事業者が多いのでしょうか。
川嵜 当社の場合、基本的にはどんなケースであってもEC・通販物流に関して高品質のサービスを提供できますし、実際に多様な事業者様の物流をお任せいただいています。
ただ、傾向としていえば、化粧品・健康食品といったリピート通販系の事業者様が多いのは事実です。リピート通販系のEC・通販については、ノウハウの蓄積もありますから、他社からのリプレイスのご相談案件なども多いですね。もちろん、それ以外のアパレルや日用雑貨、アウトドアグッズなど多種多様な商材を扱っていますし、温度帯別の管理が必要な商品などもお引き受けできます。EC・通販に関しては、ほぼオールラウンダーだとお考えください。
事業規模についてもさまざまですね。経営母体が年商数百億円規模の事業者様はもちろん、条件次第ではありますがアーリーステージの事業者様にもお取引いただいています。当社の場合、EC・通販物流を得意分野として長年の実績がありますので、お取引がスタートした頃は中小規模だった事業者様が、EC市場の成長にあわせて、今では大規模展開されているというケースもあります。
▼同社はリピート通販支援歴20年以上。成長段階に応じた複雑な庫内作業や同梱物提案も得意とし、通販事業者には心強い存在だ。
https://ecnomikata.com/original_news/23882/
―― 『SLC関西』でも、やはり多種多様な事業者様を扱っているのですか。
高橋 そうですね。関西エリアでは、以前は雑貨系のEC・通販事業者様が多かったのですが、少しずつ、「スクロール360」の認知が広がるにつれて、当社が得意とする、いわゆるリピート系EC・通販の扱い量が増加傾向になっています。
着実に関西エリアの事業者様からのお問い合わせやお取引が増えているのですが、やはり、事業者様との物理的な距離が縮まったことで、心理的な距離も縮まったのだと思います。これまでは“関西エリアの事業者様であっても、物流倉庫は静岡”をご案内しておりましたが、今では『SLC関西』も拠点となるので、お気軽に視察いただけるという安心感もあるようです。
私たち自身も関西支店におりますので、関西エリアの事業者様とのコミュニケーションがとりやすくなり、より事業者様への気持ちやご要望に沿ったサービス提供が可能になったと思っています。
“丁寧な梱包”で高品質を保ち、最新鋭のマテハン導入など自動化と併用で、さらなる効率向上も追求
―― 今後も、拠点を増やしていくのでしょうか。
川嵜 今後の当社の方向性としては、拠点を増やすというのではなく、今ある拠点を最大限に活用して、サービスの付加価値化を進めるという方向性にあります。
たとえば、『SLC関西』が稼働したことで、複数拠点での出荷という分散オペレーションをご提供しやすくなったというお話をしました。すでにいくつかの事業者様にはご導入いただいているのですが、現時点では、ご要望をいただいた時に、個別に対応させていただくという動きです。当社では独自のWMS(倉庫管理システム)を導入しており、分散オペレーションがやりやすい業務環境が整っていますので、今後はこれを積極的にご提案できるようにしたいと考えています。
また、当社では“丁寧な梱包”を進めています。事業者様にしてみれば、発送料などが値上がりしていく中で、庫内業務などの作業費は削減したいと考えます。そうした状況の中で、当社では自動梱包機の導入をはじめとしたマテリアルハンドリングの改善による生産性の向上を目指し、低コストを実現しようと尽力しています。しかし、それによって品質が下がっては意味がないので、効率化を進めると同時に、“丁寧な梱包”を進めることが重要になると考えています。
さらに当社では、新しくお取引をご検討いただくにあたっては、必ず現場見学していただきます。実際の業務の流れなどを見ていただくことで、多くの方々に“安心して任せられそう”との感想をいただきます。そこは、他社に負けない、当社の強みのひとつだと自負しています。
現に、当社にリプレイスされた事業者様の多くは「以前の倉庫では、そんなところまでやってもらえなかった」「こんな細かいところまで気遣ってもらえて嬉しい」とのお声をいただきます。当社の物流品質の高さをご評価いただけているのだとうれしく思っています。
高橋 私たちも、現場のスタッフも、事業者様と「ワンチーム」だという意識で業務にあたっています。それが品質の高さに表れているのだと自負しています。また、当社はご提供できるソリューションの幅が広いので、EC・通販の物流や、周辺業務などについては、ワンストップでなんでもご相談いただけます。良い意味で、丸投げしていただけます。それが、私たちのもつ大きな強みのひとつであり、事業者様にとっても業務効率化の最大の武器になるのではないかと思います。
―― 物流代行はもちろん、コールセンター業務や、EC・通販に関するシステムパッケージの販売、さらにはプロモーションの支援や、ECコンサルティングまでカバーするスクロール360。
ECビジネスの支援体制としては、物流を軸に据えながらも、網羅性が高く、取り扱い商材や事業規模を問わず、多くのEC・通販事業者から信頼を寄せられている“業界の雄”であるといっても過言ではない。
そのスクロール360が手がける大規模物流拠点『SLC関西』なら、西日本エリアのEC・通販事業者に最適な物流ソリューションを提供してくれることは間違いないだろう。
もし今、物流業務に何らかの課題や少しでも不安を抱えているようであれば、ぜひ一度、『SLC関西』に相談してみることをお勧めしたい。