“紙媒体”に追い風か!? EC通販に効果的な広告とは

ECのミカタ編集部

株式会社インターカラー
代表取締役
藤澤 孝
Takashi Fujisawa

ネット広告が主流の今日の通販業界において、紙媒体に出稿するメリットはなんなのか。広告を取り巻く環境が激変する中、新聞や雑誌などの紙媒体に成果報酬で出稿できるサービスを提供する株式会社インターカラー 代表取締役 藤澤孝氏に伺った。

有効だけどノウハウも 必要な紙媒体

紙媒体に出稿するメリットは「ネット検索をしないLTVの高い優良顧客が獲得できる」ということです。ネット通販では、獲得した新規ユーザーが自社の商品に満足してくれたにもかかわらず、ライバル商品を検索して浮気をすることがあります。でも紙の読者はシニア中心でネットが苦手なユーザーが多いので、気に入ってくれた人はリピートしてくれる率が高くなります。また、媒体の信頼で売ることができ、「〇〇新聞さんに載っていたから買う」といったブランドの弱さを媒体が補っていることで購買されることがあります。

しかし、紙媒体に出稿する企業は年々減ってきています。その大きな理由は費用対効果を合わせるノウハウを持っている企業が少ないことが考えられます。

今こそ紙媒体をおすすめする 理由とは

今こそ紙媒体をおすすめする 理由とは

そんな今、紙媒体をおすすめできる理由が二つあります。まず一つ目は、確実に出稿コストが下がってきていることです。広告枠を絞り値上がりした媒体も一部ありますが、10年スパンで見ると大幅に安くなっています。以前はナショナルクライアントの出稿が主流で広告枠の売価は高かったのですが、新聞広告も通販が主流になり、CPAやメディアレーション至上主義に合わせてきてくれています。

もう一つの理由は景品表示法などが厳しくなり、2ステップマーケティングが主流になりつつあるということです。実は2ステップでの販売は紙媒体に最も適した売り方です。もし既に2ステップを実施されている企業様ならば、今すぐにでも紙にも適応できるでしょう。

そもそも紙媒体の読者のアクティブシニアは、購買意欲も可処分所得も高い優良見込み客です。シニアの人口は4,000万人ほどいますが、20年後もまだ半分は残っています。少なくとも10年間は優良顧客となり得る層です。これらの層を最も安価に楽に獲得できるのは紙媒体です。しかし紙の部数は近年恐ろしいスピードで減少していますので、紙媒体から優良顧客を獲得するチャンスは今しかないといえるでしょう。また、ウィークポイントだった「出稿コストが高い」「CV件数が取りづらい」などの課題も解決しつつあります。弊社のようなお問い合わせ件数などのCV件数によって広告費を支払う成果報酬型の広告出稿が出てきたからです。購買意欲も可処分所得も高い、優良見込み客であるアクティブシニアの集客をお考えでしたら、是非、紙媒体への広告出稿を検討してみてはいかがでしょうか。

ECのミカタ通信vol.23 ~変化を遂げたEC市場!今後の”あるべき姿”とは~

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