これからも売上につながる 広告運用を打ちつづけるために
アドテクノロジーの進化、広告規制の強化など、リスティング広告やSNS広告をめぐる環境は目まぐるしく変化している。2010年創業、運用型広告コンサルティング最大手の一社であるアナグラム株式会社の森野氏に、EC事業の集客について話を伺った。
広告運用はどのように変化していますか?
テクノロジーの進化により、広告運用自体の難易度は下がりました。運用のオートマ化が進んだこともあり、インハウスで運用できている企業様も増えました。
一方で、広告周りの規制強化は進みつつあります。アフィリエイトの締め付け強化が見込まれていますし、Cookieの利用制限によりリターゲティングは難しくなるでしょう。さらにCookieの利用制限はコンバージョン計測にも影響するため、広告投資の判断を見誤る可能性もあります。
これからの広告運用には何が必要ですか?
Cookieの利用制限に対しては各プラットフォームがさまざまな策を練っており、例えばFacebookのCAPI、Googleの拡張コンバージョンなどがリリースされています。そうした最新の計測方法は最低限キャッチアップしておくべきです。
また広告運用が注目されがちですが、広告の受け皿になる部分を整備することも非常に大切です。消費者がUI・UXに優れた巨大モールに慣れているところ、自社ECのインターフェースが使いづらいと簡単に離脱されてしまいます。例えば弊社のグループ会社であるソーシャルPLUSは、SNSアカウントを使ったログイン機能「ソーシャルログイン」を提供しているのですが、そうしたサービスも使いながらLPや入力フォームなどの見直しも進めたいところです。
今後、EC業界はどのようになっていくでしょうか?
コロナの影響などから実店舗を基点としたコミュニケーションが困難になってきましたが、これが不可逆な流れとして定着すると思われます。よって、Webでコンバージョンを完結させる仕組みを実装する、実店舗とECの垣根を取り払うなどの施策が求められているのではないでしょうか。
その点弊社であれば、広告運用のみならずWeb全体のことやマーケティング全般に関するお悩みにもお応えできます。グループ全体でさまざまなサービスを提供しているためワンストップでのご支援も可能ですから、ぜひ一度お問い合わせください。
ECのミカタ通信vol.23 ~変化を遂げたEC市場!今後の”あるべき姿”とは~
本記事は、2022年3月31日に発行された冊子「ECのミカタ通信vol.23」に収録されています。
EC事業者皆様の、今後の”あるべき姿”を追求するテーマの第一弾として、特に「集客・接客」について多くの取材記事を掲載しています。
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