【後編】MUUUの事例で見るShopify Plusと決済サービスの組み合わせとは

ECのミカタ編集部 [PR]

(左から)SBペイメントサービス株式会社 塩原和秀氏、株式会社ウェブライフ 山岡義正氏、P2C Studio株式会社 端山雅一氏、SBペイメントサービス株式会社 鈴木虎太郎氏

株式会社ウェブライフ、SBペイメントサービス株式会社、そして「Shopify Plus」で構築されたUUUM株式会社の公式オンラインストア「MUUU(ムー)」を運営するP2C Studio株式会社(UUUMグループ会社)の3社を招いて、「Shopify Plus」の導入がもたらすメリットや、昨今のECを取り巻く課題への貢献について紹介する前後編企画。後編では、引き続きUUUM株式会社のECサイト「MUUU(ムー)」の事例を交えて「Shopify Plus」の魅力を振り返ってもらいながら、SBペイメントサービス株式会社の塩原和秀氏、鈴木虎太郎氏に、同社の決済サービスの強みについて語ってもらった。

<参加者>
P2C Studio株式会社 端山雅一氏
株式会社ウェブライフ 山岡義正氏
SBペイメントサービス株式会社 塩原和秀氏・鈴木虎太郎氏

前編はこちら
https://ecnomikata.com/original_news/38533/

「Shopify Plus」導入で「MUUU」に起こった変化

──「MUUU」では「Shopify Plus」の導入後にどのようなプラスの変化を感じましたか。

P2C Studio株式会社 ECソリューショングループ ゼネラルマネージャー 端山雅一氏(以下、端山)  「Shopify Plus」は負荷に強いと株式会社ウェブライフの山岡様にお話いただきましたが、まさにその通りで、アクセス急増に耐えられる安定性が非常に助かっています。クリエイターが動画やSNSでグッズを紹介すると、どうしてもトラフィックが瞬間的に増えるため、フルスクラッチだった当時は、実際に何度かサイトが落ちてしまったこともあります。

これではせっかくの売上機会も逃しますし、お客様はもちろん、クリエイターにも迷惑をかけてしまいます。「Shopify Plus」の導入後はこうしたリスクがなくなり、安定的に販売できるようになりました。

また多種多様なアプリがあり、必要な機能をクイックに追加できるのもうれしいです。当社では、クリエイターのマネジメントを行うバディが要望を吸い上げながら、ウェブライフ様にご相談のうえ、追加機能の検討や実装を行っています。以前は最短でも1カ月半〜2カ月ほどかかっていたものが、今では早ければ1週間ほどで実装できるのは大きな変化です。

SBペイメントサービス株式会社 塩原和秀氏

株式会社ウェブライフ 代表取締役 山岡義正氏(以下、山岡)  アプリを開発する日本企業も増加し、日本の商習慣に合った機能を実現するアプリも増えているので、より使いやすくなっていますよね。以前はアプリ同士が干渉し合うこともありましたが、現在のShopifyの仕様はアプリの着脱もしやすくなり、安心して使用できるようになっています。

──実際に追加して良かったのはどのような機能ですか。

端山 限定公開機能です。フルスクラッチだったころは、ファンクラブ会員限定やイベント来場者限定などの細やかな公開設定を行うための開発が大変でしたが、「Shopify Plus」の導入後はアプリひとつで済んでいます。

──アプリを精査し、見極める作業は大変そうに思えます。ウェブライフでは、これらをどのように実施していますか。

山岡 サードバーティのアプリの精査は日々スタッフが行います。次々と新しいアプリが出ますので追いかけっこのようではありますが、「安定性」を重視しながら丁寧に、かつスピーディーに検証を重ねています。大手になればなるほど、アプリのセキュリティチェックを依頼されるケースも多くなるので、コアなアプリは自社で開発しながら、ほかのさまざまなアプリとセットで導入をおすすめする方が安心していただけると思っています。

セキュリティ面も安心。SBペイメントサービスの強みとは

──ご存じの通り、Shopifyの利用に当たって事業者は別途、決済サービスの契約を行う必要があります。ここで「Shopifyペイメント」を選択する以外に、サードパーティーの決済サービスを選ぶことも可能です。SBペイメントサービス株式会社(SBPS)が提供する決済サービスの魅力は、どのような点にありますか。

SBペイメントサービス株式会社 アライアンス営業課 課長代行 塩原和秀氏(以下、塩原) まず前提として、サードパーティーの決済サービスを利用する場合は決済会社に払う手数料のほか、Shopifyに「外部サービス取引手数料」を支払う必要があります。ただ、この手数料は「Shopify Plus」のような上位のプランになればなるほど安くなる仕組みになっています。当社のオンライン決済サービスは、昨今需要の高まるコンビニ決済やキャリア決済、PayPayなど、多様な決済方法に対応しており、さらに本人認証サービスの3Dセキュア2.0を採り入れているため、安心してお使いいただけるのが特徴です。

SBペイメントサービス株式会社 鈴木虎太郎氏

──「MUUU」の決済にSBペイメントサービスを導入した背景を教えてください。

端山 当社が考えるSBペイメントサービスの魅力は、アクセス集中にも強く、セキュリティ面で安心できる点です。フルスクラッチからのリプレイス後、新しい決済代行サービスを検討するなかで、それまで当社が抱えていた課題を解決してくれると感じ、導入を決めました。実際にエラーも起きておらず、またサポートが充実していて、いつもクイックに対応・回答いただけるので非常に助かっています。

塩原 当社では、多くのEC事業者さまへ決済サービス提供をする中で様々な経験を踏まえ、迅速に対応できるサポート体制を強化してきました。決済時のエラー防止では、開発部門との連携を密に取りながら、検知したエラーをお客様にできるだけ早くお伝えし、対応していく一連のフローをしっかり構築しています。

──コンバージョンを落とさず決済までつなぐために、工夫していることはありますか。

端山 昨今、利用者数の増えているPayPayや楽天ペイなど、多様な決済手段の導入を検討しています。クレジットカードを持っていない若年層のユーザーに向けて、クレジットカードを使わずにスマホだけで後払いができる「atone(アトネ)」も導入しています。

山岡 決済手段が多ければ多いほど良い……と思いがちですが、実際は多すぎても選びにくくなりますし、運営側にとっても、むやみに増やせば運用フローが複雑になるなど、デメリットも増えます。若年層が多ければ後払いを取り入れるなど、ユーザーの年齢層などから最適な決済手段を判断して設定するのが大切です。

決済手段を拡張し、最高の「使い心地」を追究

──SBペイメントサービス株式会社では、どのような決済ソリューションを展開していますか。

SBペイメントサービス株式会社 アライアンス営業課 鈴木虎太郎氏 当社ではクレジットカードはもちろん、QRコード決済やキャリア決済など、マルチペイメントを幅広く提供しています。前述の3Dセキュア2.0の導入のほか、AIを活用した自社開発の不正防止対策も実施しています。クレジットカード決済についても、当社ではvisa、Mastercardはもちろん、JCB、American Express、 Dinersの5ブランドに広く対応しています。

塩原 クレジットカード決済について、与信期間を長期で保持できるので、オーダーメイドなど商品提供まで時間がかかるような場合でも余裕をもった対応が可能なのも当社の強みです。サービス面にも注力していますので、特に外部サービス取引手数料が低くなる「Shopify Plus」を利用する事業者様には、多くのメリットを感じていただけると思います。

──最後に、SBペイメントサービス(SBPS)に関する直近のアップデートと、今後の意気込みについて教えてください。

塩原 当社ではShopify利用の事業者さまへ、よりご利用いただきやすい決済サービスを目指してサービスの改善を積極的に推進していきます。2023年度においては「決済手段拡張」と「決済補助アプリ」のリリースを予定しております。

決済手段拡張については、2月にLINE Payの決済アプリをリリースしましたが、今後も越境向けの決済手段を含め、QRコード決済を中心に決済手段の拡張を順次実施して参ります。

また、決済補助アプリについてはShopifyアプリ上でSBPS側の決済情報を取得し、SBPS側の決済データとShopify管理画面の受注データの突合を円滑化するアプリやコンビニ決済において、キャンセル時の在庫引き戻しや請求停止を自動で実行するアプリの提供を予定しております。

今後も事業者様のご要望を集約しながら、システムによる課題解決とサポート体制強化に一層力を入れ、決済サービスにおける「使い心地」の向上を実現して参ります。「Shopify Plus」を最大限に活用するためにも、ぜひSBペイメントサービスの導入をご検討いただければと思います。

SBペイメントサービスのShopifyプラン資料はこちら


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事