ショーケース・ティービー、不正ログイン対策ソリューションを提供する Capy 社と業務提携

株式会社ショーケース・ティービー(以下、ショーケース・ティービー)は、法人向け不正ログイン対策のワンストップソリューションを開発・提供する米国の Capy Inc.(以下 Capy 社)と業務提携を行い、同社の優れた不正ログイン防止技術を活用した新商品開発のための企画及び販売を実施することをお知らせいたします。

■業務提携の背景
2015 年中の不正アクセス行為の認知件数は 2,051 件で、前年の 3,545 件から大幅に減少したものの、検挙件数は 373 件(前年比+9 件)、検挙事件数は 173 件(+23 件)、検挙人数は 173 人(前年比+3 人)といずれも増加しており、事件数と人数は、不正アクセス禁止法が施行された 2000 年以降で過去最多となっています。また、「平成 27 年における不正アクセス行為の発生状況等の公表について」によると、不正アクセス後の行為で多くを占めるのは、「インターネットバンキングの不正送金」が全体の 74.6%、ついで、「インターネットショッピングでの不正購入」が全体の 8.1%に上るといわれています。(出典:警察庁資料)これらは、金融関連サービス運営事業者や Web サービス運営事業者、そしてインターネットユーザにとって非常に大きな脅威となっています。

特に「リスト型攻撃」と呼ばれる、別の Web サイトなどから入手したユーザ ID とパスワードのリストを使って不正ログインを試行する攻撃手法が増加しており、2016 年においても大手サイトが攻撃を受け、情報漏えいした事例が複数発生しています。これらの攻撃には従来のセキュリティ対策だけでは不十分であり、有効な対策が急務となっています。

ショーケース・ティービーの主要顧客である金融、EC、人材など個人情報を取り扱う多くの企業では、不正アクセス等による被害に関する意識とその防止策のニーズが高まっています。こうした状況を受け、当社は不正ログインソリューションで高い技術と実績をもつ Capy 社と業務提携し、セキュリティに特化した新商品の開発を実施することといたしました。 今回の業務提携により、リスト型攻撃や Bot 攻撃による被害を大幅に防ぐソリューションの提供が可能となります。