トライステージ、(株)ロックオンと新サービス「TVエビス」を共同開発

ダイレクトマーケティング企業を支援する株式会社トライステージ(以下「トライステージ」)は、株式会社ロックオンと共同で、インフォマーシャルやテレビCM、いわゆる「テレビ放送枠」の効果測定について、2015年8月より研究開発を進めておりました。

この度、モニター検証した企業様のマーケティング成果に繋がることが確認できたことから、 (株)ロックオンが提供するマーケティングプラットフォーム「アドエビス」の新サービスとして、「TV(テレビ)エビス」を2016年9月下旬にリリースすることを発表いたします。

■サービスの背
一般的に、テレビ放送枠の成果は、コールセンターの電話受注状況で把握されますが、昨今、スマートフォンを操作しながらテレビを観る「ながら視聴」の増加により、テレビをきっかけにWebから購入する顧客が増加していることから、コールセンターでの電話受注件数が減少しています。これにより、コールセンターの電話受注状況の把握だけでは、テレビ放送枠の正確な成果を把握することが難しくなっています。

トライステージと(株)ロックオンは、2015年8月よりテレビの効果測定に関する協業を開始し、テレビ通販の「メディアを跨いだ購買までの流れ」をリアルタイムで可視化できるサービスの研究開発を進めてまいりました。この度、検証を重ねた結果、「テレビ放送枠がWebの購買に貢献した割合の可視化」を実現することができ、モニター検証した企業様のマーケティング成果に繋がることも確認できたことから、本機能を正式リリースするに至りました。

■TVエビスについて
「TVエビス」は、従来Web上の成果測定を行うアドエビスと、トライステージが保有するテレビ放送枠ごとの購買データ及び、テレビ通販事業を通して培った様々なノウハウとを掛け合わせることで、インフォマーシャル・テレビCMとWebの両メディアの相関関係を、テレビ放送枠ごとにリアルタイムに成果を可視化することが可能な機能です。

「TVエビス」の活用により、テレビとWebを横断したマーケティングの効果測定が可能になり、これまで実現できなかったTVとWebのクロスチャネルによるマーケティングのPDCA(施策立案、実行、効果測定、予算最適化)サイクルの実現と、ROI(投資利益率)の改善につながることが期待できます。

■モニター検証の成果について
実際にテレビ通販を行っている3社に協力いただき、トライアルを実施しました。分析の結果、WebでCV(コンバージョン)した受注件数の内、30~40%がテレビの影響を受けた受注であることがわかりました。このCV件数を含めて算出したテレビのCPO(顧客獲得単価)は、約15%から2倍以上の改善が見られる結果となり、テレビ放送枠の本来の媒体価値を測定することができました。

また、前述のトライアル企業様では、数百万円の費用がかかる枠も含めテレビ放送枠を毎月2,000枠ほど出稿されています。テレビ放送枠の評価、出稿検討といったPDCAサイクルの実現の為、本サービスによって把握できるテレビ放送枠ごとのWebでのCV貢献数を活用いただいております。