トライステージグループ、世界最大の米国市場へ進出

ダイレクトマーケティング企業を支援する株式会社トライステージ(以下、トライステージ)と、トライステージのグループ会社であるPT MERDIS INTERNATIONAL(以下、MERDIS社)は、このたびテレビ通販を主力とする米国大手専業広告代理店であるCannella Response Television, LLC(以下、Cannella社)と業務提携し、米国テレビ通販市場へ商品供給事業を開始することになりました。

トライステージグループとCannella社との合意内容は、以下のとおりです。
1. 当社が米国市場に対して日本商品を供給する
2. MERDIS社が米国市場に対して韓国商品を供給する
3. Cannella社が米国のサービス及び商品を日本市場に対して供給する

Cannella社は、米国のDRTV(Direct Response TV=テレビ通販)市場における大手広告代理店であり、業界最古の老舗企業です。1985年に設立された同社は、今日まで30年間に渡りダイレクトマーケティング発祥の地である米国のDRTV市場の第一人者として業界を牽引しております。
同社は、テレビ通販成功における大きな要因である放送枠(番組枠・CM枠)の保有力(※1)と、幅広く放送するためのネットワーク構築力(※2)を持っております。

一方MERDIS社は、インドネシアにおいてはトップクラスのテレビ通販向けベンダーであり、インドネシア最大規模の地上波テレビ局SCTVグループ等.に対しても商品供給において提携するなど強力な販売チャネルと事業基盤を有しております。インドネシアで人気の高い韓国商品に関する確実な供給力が、とくに評価されております。

今回のCannella社との業務提携は、米国テレビ通販市場において消費者から要望が強い日本商品および韓国商品の供給事業開始を目的とするものです。当社およびMERDIS社は、ASEAN諸国に対して商品供給をメインとするテレビ通販支援サービスの提供を行っておりますが、今回の業務提携により、世界最大の米国市場進出への足掛かりとすることができます。

米国のダイレクトマーケティング市場は規模が大きく、現在もなお成長過程にあります。世界にまだ知られていない、とくに潜在力の高い日本及び韓国の名品を米国市場に広く紹介することからはじめ、米国での事業を大きく育てることにより、当社海外事業の成長が加速できるものと確信しております。

※1 米国DRTV市場におけるテレビの長尺枠保有率第1位
※2 1,100以上の地上波・ケーブル放送局とのネットワークを構築
※1※2いずれもCannella社調査より

【米国のダイレクトマーケティング市場とDRTV(テレビ通販)市場について】
米国は、ダイレクトマーケティングの市場規模第1位だと言われています(2位がカナダ、3位がヨーロッパ圏と日本)。2014年度における米国のダイレクトマーケティング市場は約41兆円であり、前年度比約8%増とインターネット通販の好調を受けて大きく成長しています(※3)。
その中で米国のテレビ通販市場は約10兆円(※3)、一方日本は約5,300億円(※4)。米国市場は日本市場の18倍以上の規模があり、当社は今回の取り組みにより成長の梃としたいと考えております。

(引用データ出典)
※3 Euromonitor International「HOMESHOPPING IN THE US」2015 為替レート:1USD=115JPY
※4 富⼠経済「通販eコマースビジネスの実態と今後2016

当社はダイレクトマーケティングを行う企業様を総合的に支援する事業を行っておりますが、Cannella社はテレビ通販事業に特化した広告代理店という役割で、顧客企業を支援しております。立ち位置に違いはあるものの、広告効果に関する徹底したデータ分析や、顧客の事業成功に責任を持つパートナーとしてのビジネススタイルなど、ダイレクトマーケティング業界の急成長を支えてきたプレイヤーとしての共通項があります。