東南アジアにおけるオンライン旅行事業開始のお知らせ

 One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、オンライン旅行事業、訪日旅行事業とITオフショア開発事業を手掛ける株式会社エボラブルアジア(以下当社)は、2016年9月15日の取締役会にて、現在日本にて行っているオンライン旅行事業を東南アジアにて新規サービスとして開始することを決議いたしました。併せて、「グローバル展開事業部」を新設することを決議いたしました。

■当社の強みと市場背景
 当社は、創業以来オンライン旅行事業を中心に事業展開をしており、特に「国内航空券」の販売に強みを持っております。オンライン旅行市場において、国内航空券の取扱高は業界最大手となっています。
 また、ベトナムにおいて、ITオフショア開発事業を展開し、ベトナム国内3拠点において約500名のエンジニアを雇用し、日系オフショア開発会社では東南アジア最大手となっております。さらには訪日旅行事業に注力しており、アジア地域を中心とした旅行業者や媒体との提携を促進し、国内航空券を訪日旅行客へ提供しております。

 現在、東南アジアにおいては、インターネット経済の急速な拡大が続いており、中でもeコマース市場、オンラインメディア、オンライン観光業等の拡大が予想されています。今後、オンライン旅行業への需要拡大が見込まれる状況にあります。

■新規サービス内容
 このような市場環境下、当社の創業来のオンライン旅行事業のノウハウ及びベトナムを中心とした東南アジアでの事業基盤を生かし、東南アジアにてオンライン旅行事業を新規サービスとして開始することといたしました。

 東南アジア各国において、各国内航空券及び付随する旅行関連商材のオンライン販売を行います。
 具体的には、東南アジア各国において、オンラインでの東南アジア各国内移動のための航空券の販売を行います。まずは、当社子会社のあるベトナムにおいて新規サービスを開始いたします。

■「グローバル展開事業部」の新設
 今回の東南アジアにおけるオンライン旅行事業の新規サービス開始とあわせて、2016年10月1日より、「グローバル展開事業部」を新設いたします。
 グローバル展開事業部では、東南アジアにおけるオンライン旅行事業の新規サービスを推進すると共に、これまで注力していた訪日旅行・民泊サービスをより一層推進してまいります。
 このため、グローバル展開事業部においては、オンライン旅行事業部より「訪日旅行グループ」を移管し、また「民泊事業担当グループ」を新たに設置いたします。
 グローバル展開事業部の管掌役員は従前ITオフショア開発事業部を管掌していた秋山 匡秀が就任し、9月1日に執行役員に就任した宮島 徹雄がITオフショア開発事業部の管掌役員となります。

■市場環境
 東南アジアにおけるインターネット経済は2025年までに現在のおよそ5倍である20兆円に達すると予測されております。主にeコマース市場は10年間で年平均成長率32%、オンラインメディア18%、オンライン観光業15%と高成長が見込まれます。また東南アジアは世界で最速のインターネット利用拡大地域といわれており、月平均380万人増加をしております。※出典:e-conomy SEA

■業績へ与える影響
 平成28年9月期の当社の業績へ与える影響は軽微ですが、中長期的には当社の収益に貢献すると見込んでおります。