国内ネット通販市場シェアの42.7%を占めるTOP200社の詳細データを公開

​インプレスグループでIT関連メディア事業を展開する株式会社インプレスは、インターネット通販市場の推移やネット通販事業者の詳細データを調査した『インターネット通販TOP200調査報告書2017』を12月20日に発売しました。本書はインターネット通販市場における企業の動向、消費者の変化、各種サービス対応などを調査した報告書で、当社が運営するネット通販(以下EC)の専門情報サイト『ネットショップ担当者フォーラム』の編集部がまとめたものです。

■TOP200社で物販系EC市場の42.7%を占める
経済産業省の調査では、2015年のBtoC-EC市場規模は13.8兆円で、前年比7.6%増と堅調に伸びています。本書はEC市場をけん引するEC売上高TOP200社に着目し、市場動向、各種ランキング、対応サービス、利用ベンダーなどの情報を1冊にまとめ、EC事業に携わる企業のビジネスに役立てることを目的に発行しました。

本書ではBtoC-EC市場をけん引するTOP200社の売上データを調査。2015度(2015年1~12月に迎えた決算期)におけるEC売上高は3兆881億6200万円となりました。

TOP200社で、物販系分野のBtoC-EC市場規模(2015年は7兆2398億円、経産省調べ)の42.7%を占めている状況もわかりました。

EC売上高ランキング上位20社(編集部調べ)*は編集部の推計

■EC売上TOP200が出店しているショッピングモールは楽天市場が最多
ECを手がける企業にとって重要な販売場所であるショッピングモールへの出店状況も調査しました。TOP200各社の出店割合は、楽天市場が60.5%でトップ。Yahoo!ショッピングが52.0%、アマゾンが46.0%と続きました。EC売上高が大きい企業は、自社ECサイトの他に、流通額の大きい楽天市場に最も出店していることがわかりました。

TOP200のモール出店割合(編集部調べ)

■市場動向、TOP200社の各種ランキング、詳細データなどを掲載
本書はインターネット通販事業者に着目し、各事業者の詳細をカタログ形式で掲載するとともに、次のような構成で解説しています。

第1章の「市場動向」では、eコマース市場の全体動向を紹介。市場規模の推移、ショッピングモールの動向、ユーザーの利用動向、ユーザー評価、世界市場の動向といった統計データを掲載。

第2章の「主要項目データと分析」では、主要項目についてTOP200社を一覧で整理。EC売上高や出店モール、提供サービス、ソーシャルメディア対応などを分析しています。また、国内主要メーカー、主要小売企業のECへの取り組み状況についても調査を行い、ECサイトの開設状況などをまとめました。

第3章の「TOP200社の詳細データ」では、日本のEC企業TOP200社について半ページ毎に紹介。調査は2016年2月~11月に実施しました。それぞれの企業についてEC売上やスマホ経由売上、ユーザー状況、配送対応、利用ベンダーなどをまとめています。