ヤマトグローバルロジスティクスジャパンとJD.COM INTERNATIONAL LIMITEDが日本企業の中国EC市場への進出支援を更に強化

ヤマトホールディングス傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社(以下「YGL」)と、中国におけるECサイト大手であるJD.comのプラットフォームJD Worldwideを展開するJD.COM INTERNATIONAL LIMITED(以下「JDWW」)は、JD日本パートナーの株式会社フランクジャパン(本社:東京都港区、代表:田中 継東 以下「フランク」)に対し両社で出資を行うことで3社の関係を強化し、2017年2月中旬より中国EC市場への進出を検討する日本企業の各種手続きや問い合わせなどをフランクがトータルでサポートすることで利便性を向上させ、中国EC市場への短期間での進出を可能にします。

1.背景と課題
現在、海外からの来日旅行客は2,400万人を超えています。昨今、「爆買い」と呼ばれる訪日外国人による大量購買行為は少し落ち着きを見せているものの、依然として活発な状況です。また、来日時に購入した化粧品や、ベビー用品、一般消費財といった日本製品を帰国後も継続して購入したいというニーズも高まっており、中国では日本製品を取り扱う小売店やEC事業者が増えています。その中でも、インターネット通販を活用した越境ECは、中国の消費者が自国にいながら気軽に日本製品の購入が可能になるため、非常に高い成長を続けています。

その様な状況で、YGLとJDWWとフランクは2016年4月から、中国EC市場に進出する企業に向けたワンストップの物流およびマーケティングサービスを提供してまいりました。その一方で、ご利用頂いているお客さまからは、各分野(ECサイト・運営・物流)で出店・出品に関わる手続きの調整を行う必要があったため、時間がかかってしまうといったご不便や、JDWWへの出店・出品後の問い合わせ窓口が各分野(ECサイト・運営・物流)で異なっており煩雑といったご指摘を頂いておりました。その課題を解消するため、今回フランクに出資を行い3社での連携を強化することで、更なる利便性の高いサービスを提供してまいります。

2.出資の目的およびメリット
JDWW、YGLからの出資を受けたフランクが、これまで中国向け越境ECに進出(出店・出品)を検討しているお客さまに対し、煩雑となっていた複数の手続きを一本化するサービスを提供することが可能になりました。その結果、利便性を向上させることで日本企業の中国EC市場への進出をよりスピーディーに行うと同時に、出店・出品後のアフターサポートの充実が可能となります。また、フランクがJD.COMとこれまで緊密なパートナーとして培ってきたマーケティングノウハウをこれまで以上に活用することが可能となり、JDWWが持つ年間2億人にのぼるアクティブユーザーへの効果的なアプローチが可能になります。

3.出資金額および出資比率
出資金額は非公表とさせて頂きます。
YGLおよびJDWWは各々フランクの株式の20%を保有いたします。