「世界主要企業サイトのマルチデバイス対応状況 第3回」調査結果発表世界主要企業サイトのレスポンシブデザイン対応が1年で2倍強に

世界企業番付「GLOBAL500」2014年版(米経済誌フォーチュン)に掲載された500社の企業サイトを、当社が独自に調査しました。その結果、113社がレスポンシブデザインに対応、第2回調査(2013年版)から38社増加しました。
世界主要企業サイトのレスポンシブデザイン対応が1年で2倍強に
世界企業番付「GLOBAL500」2014年版(米経済誌フォーチュン)に掲載された500社の企業サイトを、当社が独自に調査しました。
その結果、113社がレスポンシブデザインに対応、第2回調査(2013年版)から38社増加しました。
また、同調査以降に、新たにレスポンシブデザインを採用した企業の内、約3割がスマートフォン専用サイトをレスポンシブデザインに変更、レスポンシブデザインが選択される傾向が、さらに強まっていることが伺えます。

世界主要企業サイトのマルチデバイス対応状況 サマリー
■マルチデバイス対応率は、前回に比較し7%増加し、ほぼ半数となった。
■レスポンシブデザインが前回比150%増加し、内訳も5割に近づいた。スマートフォン専用サイトは微減。
■欧州でレスポンシブの割合が高く、特にフランス、イギリス、オランダで急増。中国では、前回同様マルチデバイス対応が進んでいない。
■すべての業界でレスポンシブデザインの採用が増えており、通信/複合企業/医薬等で圧倒的にレスポンシブデザインの割合が高い。

【世界主要企業サイトマルチデバイス対応状況と対応方法(第1回、第2回調査との比較)】
・レスポンシブデザインは、2013年11月の調査から、連続して前回比150%の増加を続けている。

【世界主要企業サイトの地域別マルチデバイス対応状況と対応方法内訳】
・欧州、北米でマルチデバイス対応率が高く、他の地域は前回と比較し変化していない。
・レスポンシブデザインが欧州、北米で急増、欧州では過半数を超え、北米もほぼ半数を占める。アジアでは、レスポンシブデザインのみ増加し対応率内訳が約3割になり、今後は欧州、北米同様に5割に近づくことが予想される。

【世界主要企業サイトの国別マルチデバイス対応状況と対応方法内訳(対象企業が10社以上ある国)】
・国別のマルチデバイス対応率は、2回連続で、アメリカ、韓国、オランダが最も高く6割を大きく超え、第4位は前回と同じく日本と、今回急増したドイツが並んだ。
・フランス、イギリス、オランダ等欧州各国、アメリカ、韓国等でレスポンジブデザインの割合が高く、前回からの増加率も高かった。一方で、中国、日本、ドイツはスマートフォン専用サイトの割合が高い。

【世界主要企業サイトの業界別マルチデバイス対応状況と対応方法内訳】
・マルチデバイス対応は流通・小売を除く13業界中12業界で増加、特に化学・素材/自動車が前回比140%を上回った。マルチデバイス対応率が高い業界は、通信/複合企業/建設・不動産・その他サービスで、通信は7割を超えた。
・レスポンシブデザインは、13業界全てが増加、対応率内訳では、医薬が約9割、通信/複合企業は約7割となった。スマートフォン専用サイトが目立って増加したのは自動車/機械のみで、マルチデバイス対応の主流が、業界を問わずレスポンシブデザインに移行していることが伺える。

<この記事について>
世界主要企業サイト マルチデバイス対応状況調査 第3回
調査内容:フォーチュン(FORTUNE)「GLOBAL500」2014年版に掲載された企業の公式サイトのレスポンシブ/スマートフォン対応状況
調査方法:PC/スマートフォンによる目視調査
調査期間:2014年11月4日~11月7日
調査対象サイト数:500サイト

▼掲載元では、Webブラウザ使用率、新たに台頭した中国製ブラウザの特徴など、より詳細な情報を掲載しています。
http://at21.jp/web/topic/topic14.html

【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:株式会社あとらす二十一
 広報担当
TEL:03-6832-2121
Email:info-sales@at21.jp