倉庫見学会に参加した836社、3割超は経営者、悩みは「誤出荷」と「在庫差異」

株式会社三協が2018年4月~2024年5月に実施した倉庫見学会のアンケート調査(836社対象)では、参加企業の9割が自社物流を運営し、主な課題として「誤出荷」「在庫差異」が挙げられました。特に規模の大きな企業も物流課題を抱えており、0~500坪以下の企業では課題が共通、一方で500坪以上では「人員調整」が新たな課題として浮上しました。参加者の3割超が経営者、約半数が部長級以上です。
倉庫見学会に参加した836社、3割超は経営者、共通の悩みは「誤出荷」と「在庫差異」

株式会社三協

【調査概要】
·調査期間 2018年4月1日~2024年5月31日
·調査機関 株式会社三協
·調査方法  倉庫見学会でのアンケート結果
·会社数 836社

①倉庫見学に参加した企業の9割は自社物流
アンケートの結果、「自社の物流に関して悩みを抱えている企業が多い」という結果が出ました。完全にアウトソーシングだけという企業は全体の1割未満とかなり少ない結果となりました。主な理由としては、倉庫見学会に参加し、改善策を学んだとしてもそれを導入するのが難しいということが想定されます。

②規模の大きな企業も物流課題を感じている傾向に
取り扱うアイテムによって保管スペースは異なるものの、基本的には保管坪数が大きいほど企業の規模も大きくなると考えられます。参加している企業数を見ると、500坪以上の企業も多いことから、規模の大きな企業でも物流課題を感じていることがわかります。

③最も多い課題は「誤出荷」と「在庫差異」
上記に続く意見として「物流システムが使いづらい」や「返品作業に時間が掛かる」という声が多い結果となりました。
※合計が836社と一致しないのは複数回答のため

④倉庫の広さによって物流課題は似通った結果に
■アンケート結果の上位3つの課題
坪数の大きさによって上位3つの課題を比較した結果、0~100坪、100~300坪、300~500坪それぞれにおいて重要とされる課題は完全に一致する結果となりました。また、500坪以上になると、「繁忙期と閑散期の人員調整」が2位にランクインする結果となりました。

⑤3割超は経営者、約半数は部長級以上が参加する結果に
倉庫見学会に参加した企業のうち、31.8%の会社で社長や役員以上が参加、47.0%で部長級以上の役職者が参加する結果となっており、物流問題に対する意識が非常に高いことが伺えます。


三協の物流改善代行サービス
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株式会社三協ホームページ
https://www.kk-sankyo.com/
■会社概要
企業名:株式会社三協
本社:大阪府東大阪市今米1-15-11
代表者:山田孝治
設立:昭和43年(1968年)
資本金:3,000万円
Tel:072-967-6010
Fax:072-967-6012
URL:https://www.kk-sankyo.com/
事業内容:物流業務全般
物流コンサルティング
倉庫運営代行
物流業務用システム開発
海外工場向け家電製品キットの仕入れから輸入までの一貫サービス
家電製品(デジカメ、ビデオ)の組立加工
ギフト、通信販売、カタログ等のライン詰合せ作業
衣料品など輸出商材の入荷加工
化粧品の製造に関わる加工作業(充填、包装など)
広告代理業
■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社三協
担当者名:三浦航平
Tel:072-967-6010
Email:miura@kk-sankyo.com