スマホ画面を生配信「Mirrativ」の提供を開始

株式会社ディー・エヌ・エーは、スマートフォンの画面に表示されるゲームやEコマースサイトなど種類を問わず、あらゆるものを生配信することでコミュニケーションができるアプリ「Mirrativ(ミラティブ)」をAndroid端末向けに2015年8月28日(金)に提供開始します。なお当面の間は時間限定での提供で、28日(金)は20時から24時を予定しています。iPhone、iPad向けの提供は近日予定しています。

 「Mirrativ」を使うと、配信者側はスマートフォンの画面で起こっていることを、利用中のアプリの種類にかかわらず、そのまま視聴者のスマートフォン画面にリアルタイムで表示することができます。配信者は任意で音声付きで実況したり、画面中の小窓で自分の顔を表示したりすることも可能です。配信にはAndroid対応端末が1台あれば他の機材は不要、煩雑な登録過程もなく、アプリを立ち上げてわずか3タップで画面の生配信が可能です。

 視聴者側はAndroid端末、iPhone、iPadで視聴しながら配信者に対する文字のコメントやスタンプを送ることができ、スマートフォン画面を通じたインタラクティブなコミュニケーションが楽しめます。
「Mirrativ」の使い方は、たとえば、ゲームアプリで遊びながらの実況やEコマースのサイトで視聴者のアドバイスをもらいながらの買い物、さらには新しいアプリの使い方解説など、配信者のアイデア次第で無限に広がります。

 アプリ名の「Mirrativ」は、「Mirror(鏡)」と「Narrative(物語)」を組み合わせた造語です。スマートフォン画面を相手のスマートフォン画面にそのまま「ミラーリング(※)」して配信することと、元来個人の世界であるスマートフォンの画面上で起こることをその人の「物語」になぞらえ、二つの言葉を組み合わせてこの名称となりました。
(※ミラーリングとは、一つの情報端末に複数のディスプレイを接続し、同一の画面を表示させること)

 これまでのライブ動画配信では、配信者の話術や容姿で人気が左右される傾向がありましたが、「Mirrativ」は「人」よりもスマートフォンの中の「コンテンツ」が主役であるため、対応端末さえあれば誰でも気軽に配信することができます。さらに、配信内容はカメラやゲームといったアプリに限定されず、スマートフォン画面に表示できるものであれば何でも自由に配信することが可能です。配信する画面表示は、縦型のコンテンツであれば縦画面、横型であれば横画面のフルスクリーンサイズで視聴者側に表示されます。
 なお、電話着信時やプッシュ通知などプライバシーに関わる表示は、自動または手動で視聴者側の画面を一時的に非表示に切り替えることが可能です。

 DeNAは、「Mirrativ」がこれまで極めて個人的な世界であったスマートフォン画面を「個人のもの」から「共有されるもの」に変え、ソーシャル化することによって、新しいエンターテインメント文化を生み出す可能性を秘めていると考えます。