ECシステムの機能を適正化する
先日ECシステムに必要な機能についてお話させていただきましたが、今回はさらに深堀してその機能の適正化を行うには何が必要なのかのお話をさせていただければと思います。
例によって今回もEC-Connect+を例に説明させていただきます。
そもそも機能の適正化とは?
ECシステムを運用する上で様々な業務があり、各機能がその役割の補助を担っていると思います。
それでは現在の運用の中でそれらの機能を利用して円滑に業務が進められているでしょうか?
恐らくですが、イレギュラーな対応等で機能を利用できずに手動で対応することは多々あると思います。
イレギュラー業務含め、全ての業務をシステム上で行うことは難しいですが、筆者の体感では7割~8割程度システム化されていることが理想的であると考えます。
ただし各企業の業務それぞれに合わせられるECパッケージは存在せず、ある程度システムに合わせた形での運用に変更することを余儀なくされます。
そこでEC-Connect+では機能に伸張性を持たせるため、自社での機能開発は最低限にし、より優秀なソリューションとの繋ぎ込みをすることで要望を実現しようと考えました。
EC-Connect+で採用しているヘッドレスコマースのアーキテクチャを採用した最大の理由もそこにあります。
機能の適正化を行うためには
それでは実際に機能の適正化を行うためには何が必要なのかについてですが、過去のブログと重複しますが、運用の理解を深めるや実施している施策のゴールを明確にするということが重要になるかと思います。
各機能を使って何をしたいのか、例えば帳票管理の手順やフローがどうなっているかによって必要になる機能は異なりますし、ユーザーの口コミを増やして売上を上げたい場合にどのような形のレビュー機能が良いのかを検討する必要があります。
もちろん伝票管理機能やレビュー機能はパッケージシステムで当たり前に実装されていますが、実装されているからと言って、運用方針やECサイトの展望を考慮すると不要なケースも存在するかと思います。
機能ありきで運用を決定したり、施策内容を検討しなければならないという状況になってしまうと当初の目的から逸脱してしまい、ECサイトの運営自体苦しいものになってしまうかと思います。
もちろん理想論的な話にはなっていると思うので、現実にはそういう形で運用するのは社内的に厳しかったり、要望に合うシステムが存在しないといったことも可能性としてあり得ますので、100%実現させるのは難しいと思います。
そういった中でヘッドレスコマースのアーキテクチャを採用しているEC-Connect+は不要な機能を省き、必要な機能を必要な性能で実装することが可能なのでご要望に応えられる可能性は高いと思います。
まとめ
やるべきことやりたいことへの理解度を深めることで各機能への要望が具体的になり、要件定義やリリース後の運用がしやすくなると思います。
今までパッケージ製品の仕様で思うように出来なかった等でお悩みがあるようでしたら、一度弊社にご相談いただき、EC-Connect+でどういったことができるのかをお聞きいただければと思います。
逆に利用したいソリューションがあるが今のシステムでは繋ぎ込みができず、困っているということがある場合にもご相談いただければと思います。