新規顧客獲得を狙うなら必見!今すぐ見直したいSEO対策の3つのポイント

松原吉輝

SEOはECサイトにとって、自然検索からの流入を増やすための重要な手段です。広告のように費用をかけずに実施できる反面、コツコツと地道な作業が必要でもあるSEO対策。
本記事では、SEO対策に必要なポイントを3つにまとめました。

【1】コンテンツの質と更新頻度の見直し

①商品説明の最適化
検索キーワードを意識した商品説明・カテゴリページになっているかを見直しましょう。

アパレルであれば、ユーザーが「夏用の薄手のジャケット」を探している場合、「通気性」「速乾性」「夏向け」といったキーワードが商品説明に含まれていると、検索結果に表示されやすくなります。


②ユーザーの意図にマッチしたコンテンツかどうか
ECサイトのコンテンツがユーザーの検索意図に沿っているか、情報の鮮度が高いか確認しましょう。

例えばスイーツであれば、バレンタインやホワイトデー商戦に合わせや特集ページを用意したり、商品紹介文を記載することで、ユーザーの興味関心に沿ったコンテンツを提供できます。


③定期的な情報更新
新商品の情報や、季節に合わせた情報更新も大切です。

一つ注意すべき点は、「更新頻度」そのものがSEOに直接的に影響する訳では無い、ということです。あくまでも「ユーザーにとって有益な情報かどうか」がポイントとなります。
新商品の発売や季節イベント、セール等のキャンペーンは情報発信の良い機会です。ぜひ上手く活用していきましょう。

【2】技術的なSEOの改善

①モバイルフレンドリー対応
スマートフォンユーザーの増加に伴い、レスポンシブデザインはサイト作りの必須事項と言えるでしょう。


②サイト表示スピードの最適化
画像の圧縮やキャッシュの活用、サーバー応答時間の改善が効果的です。

画像データが重くサイト表示が遅くなってしまうケースは多く見られます。表示速度が遅いと感じた場合は、適切な画像サイズとなっているか今一度見直してみましょう。


※①②のようにサイト表示が適切になされないと、ユーザーの早期離脱に繋がり、SEO評価が悪くなる可能性があります。SEO評価以外にも、早期離脱はコンバージョン数の低下にも繋がりますので、優先的に対応しましょう。



③構造化データ、altタグの実装
検索エンジンが情報を正確に理解できるよう、構造化データやaltタグを追加しましょう。

構造化データとは、検索エンジンがHTMLで書かれた情報を認識できるよう、タグ付けを行う仕組みのことです。
altタグは「代替テキスト」と呼ばれ、画像の代わりに表示されるテキスト情報を指します。

画像を構造化データでマークアップすると、画像検索時に「商品」「動画」などのジャンル分けがされます。またaltタグを設定することで検索エンジンが画像内容を識別でき、検索の上位化に役立ちます。

【3】外部リンク・内部リンクの再評価

①外部リンク(バックリンク)の品質管理
信頼性のあるサイトからのバックリンクを獲得しているか、不要なリンクはないか確認しましょう。

外部リンクとは、外部サイトから自サイトに繋がるリンクのことです。サイトの信憑性を示す指標として、SEO評価に影響します。SNS投稿やプレスリリースの配信などで外部リンクを獲得することができます。


※ECモールの場合、外部リンクの記載・誘導が規制されていることがあるので注意が必要です。


②内部リンク構造の改善
関連商品やカテゴリページへの適切な内部リンクを配置し、ユーザーの回遊率を向上させましょう。

ユーザーが探しやすいカテゴリ分類になっているか、商品をカートに入れたあと買い物を続けやすい導線ができているかなど、ユーザー目線で使いやすいサイト導線になっているかを確認することも重要です。


③リンク切れの確認
サイト内のリンク切れはSEOスコアに悪影響を与えます。過去の特集ページや販売商品などがそのままになっていないか、定期的に確認しましょう。

また、リンク切れではなくても、商品の「売り切れ」が多いのはユーザーにとってデメリットになりかねません。ページを非表示にしたり、入荷予定を記載するなど、最新の情報が表示されるよう整理することも大切です。

まとめ

適切なSEO対策はデータの見える化が重要です。また、Googleの検索エンジンのアルゴリズムが定期的に変わるため、今良い検索順位だからといって安心できるものではありません。
「一度設定すれば完了」ではなく、定期的な見直しが成功のカギです。
すぐに結果が見える広告とは違い、一朝一夕で成果に繋がるものではありませんが、一度実れば広告費をかけずとも新規獲得に繋がる大きな財産になります。
コツコツと対策を行い、検索エンジンからの評価を高め、集客UP・売上UPに繋げていきましょう!



EC運営においては、SEO対策、広告、SNS、LINEなど様々なプロモーション施策を複合的に実施できるのが理想的です。

ぜひ、プロモーションでお困りの方はGIVE&GIVEまでお問い合わせください。


著者

松原吉輝

マーケティング会社にて大手・中小合わせて500社の支援を事業責任者として行う。その後、経営再建のために15名ほどの会社の社長業を担い、2016年に「EC運営代行」のGIVE&GIVE(株)を創業。
クライアントは大手・中小企業とあり、楽天市場では優良店を次々と輩出。現在はECの枠を超えたマーケティング、ブランディング、プロモーション支援まで行う。
2021年、未就学児~中学生への教育支援事業として「協育・共育プラットフォーム」を提供す(株)weclipを設立。世田谷区の起業家支援プログラムのメンターも行う。他に、カベウチサービス、飲食業、アルコールアイスクリームブランドの開発・販売も行う。

HP(https://g-give.co.jp/