3つの基本戦略で見るネットショップの作り方
EC・通販業界に限らず、競合他社に負けないためには一般的に次の3つの基本戦略があると言われています。
1)コストリーダーシップ戦略(コスト競争で勝っていく)
2)差別化戦略(差別化で競争相手より優位に立つ)
3)集中戦略(特定の分野に的を絞って経営資源を集中する)
どの戦略で戦うかによって、作るネットショップは変わってきます。
それぞれのネットショップの特徴について見ていきましょう。
価格や品揃えで勝負するネットショップ
コストリーダーシップ戦略をとる場合、業界の最低コストを実現することで市場価格の決定権を握り、競合と価格競争をしても黒字経営を維持できる体質を目指していかなければなりません。消費者ターゲットを絞り込まず、幅広い取り扱い商材をなるべく安く販売していくことになります。薄利勝負にも耐えうる、圧倒的な資本力があるかが重要になってくるのです。
商品・サービスの差別化で勝負するネットショップ
差別化戦略をとる場合、業界の中で特異性のある価値や、競合他社よりも高い付加価値を提供することで、自社商品の差別化をはかり、高いマージンをとる必要があります。メーカー直販でオリジナル商品を販売しているネットショップなどが当てはまるのではないでしょうか。
差別化の方法は、オリジナル商品の開発や商品自体の品質に限りません。ブランディングやサービス対応力、販売チャネルまでが差別化の対象となります。「返品・サイズ交換可能」や「24時間電話対応」といった、他社がやっていないサービス対応力も含まれるのです。要は、「他社が真似できないことを自社でやる」の一言に尽きます。しかし、人気商品・よいサービスというのは、得てしてすぐ真似されてしまいます。他社と差別化できる商品やサービスを開発・維持し続けるには、かなりの労力が必要となるでしょう。
特定の顧客層・商品・地域で勝負するネットショップ
集中戦略をとる場合、特定の顧客層・商品・地域など、ある限定されたセグメント(戦略ターゲット)に経営資源を集中的に投下していかなければなりません。「明確なターゲット」を中心に販売する「○○○専門店」といったネットショップが当てはまるのではないでしょうか。
例えば「20代女性」にターゲットを絞り、「有名ブランドのアパレル商材」に限定するなど品揃えを極端に狭めます。そうすることでターゲットにあわせた商品説明や価格帯、必要なユーザビリティーが明確になり、経営資源をそこに集中して投資することが可能になります。
目的に応じたネットショップ制作会社を無料でご紹介
戦略だけでなく、扱う商材やターゲット層によっても、作るネットショップは変わってきます。ECのミカタでは、貴社のお悩みやご要望を細かくヒアリングし、目的に応じたネットショップ制作会社を紹介いたします。今まで20,000社以上のネットショップ・EC企業に利用していただきました。利用料は完全無料のため、お気軽にご相談ください。
*お問い合わせはこちらから*
https://ecnomikata.com/consultation/