PRオプションを効率的に活用するには?

ブランジスタ ソリューション営業部

PRオプションを効率的に活用するには?

Yahoo!ショッピングに出店している店舗様なら、1度は目にしたことがある「PRオプション」。

「聞いたことはあるけど、PRオプションって何?」「どのくらいの料率を設定すればいいの?」といった疑問もあるかと思います。

そこで今回は、上記の疑問にお答えしながら、PRオプションの代表的な効果である「検索順位の加点」について、弊社独自の検証結果を共有いたします。
是非参考にしてくださいね。

PRオプションとは?

成果報酬型の広告のことで、Yahoo!ショッピング内での検索結果や、カテゴリリストのおすすめ順に影響を及ぼします。
全商品に一律で料率を設定する、または特定の商品に対して個別に料率を設定することで、検索結果順位に加点されたり、PRオプション枠と呼ばれる枠に自社商品が表示され、それにより、自社の商品がユーザーの目に留まりやすくなる仕組みのことです。

全商品に一律で料率を設定すると、PRオプション特典を利用するかを選択することができます。
PRオプション特典を「申し込む」を選択している場合、全体と個別で、料率が高い方の設定が優先して適応されます。
「申し込む」を選択していない場合、個別の設定が優先されますので、注意して設定しましょう。


PRオプションの費用は、販売価格(税込)×設定料率(%)となります。
つまり、料率設定を上げれば上げるほど、ユーザーの目に止まるチャンスが増えるのですが、その分、費用は高くなってしまいます。


※PRオプション設定にはご利用条件があり、事前審査が必要となる場合があります。導入をご検討の店舗様は、Yahoo!ショッピング営業担当者様へお問い合わせください。


Yahoo!ショッピングユーザーの80%近くが、カテゴリリストと検索から商品ページへたどり着き、商品を購入しています。
Yahoo!ショッピング内の、PCでの検索結果表示において、1ページ目というのは、検索を行ったユーザーに対して確実に表示されるページです。そのため、1ページ目に表示されるかどうかが非常に重要となります。

どのくらいの料率で、どのくらいの効果があるの?

冒頭でお伝えしたとおり、ここからは、PRオプションの代表的な効果である「検索順位の加点」について、弊社独自の検証結果を共有させていただきます。

※Yahoo!ショッピングでの検索結果は、リアルタイムで変動し、閲覧するユーザーによって異なる場合があります。
当検証は、Yahoo!ショッピングでの検索順位を保証するものではありません

PRオプション検証結果

※BRAND名(英語表記のブランド名)
※ブランド名(カタカナ表記のブランド名)

まずは、1つめのキーワード「ブランド名1」での検索結果を見てみましょう。
PRオプションの料率を全商品7%に設定した場合、1ページ目に表示されている商品数は4商品。
Yahoo!ショッピングの検索結果には、20商品が表示されますので、1ページ目は4/20 が自社の商品になっていますね。
15%では6/20、20%では9/20、25%では13/20となり、1ページ目の半分以上を自社商品で埋めることができました。

2つ目のキーワード「BRAND名1 ブランド名1」では、
7%では0/20、15%では4/20、20%では8/20、25%では11/20
となり、料率を上げれば上げるほど、検索順位に変化があるのがわかりますね。

次に、3つめのキーワード「ブランド名2」を見てみましょう。
7%では0/20、15%でも0/20、20%では2/20、25%でも2/20
となっており、1ページ目への表示件数だけでいうと、7%と15%の設定に差は見られませんでした。
また、同様に20%と25%の設定についても、1ページ目への表示件数に差はなく、更に表示順位についても差は見られませんでした。

このように、高い料率を設定したからといって、必ずしも検索順位が上がるわけではないということがわかりました。

2ページ目3ページ目の表示件数・順位を考慮する必要はありますが、この「ブランド名2」というキーワードに関しては、20%から25%に設定したときの効果は薄かったといえます。


今回検証した、51個のキーワードに対し、
1ページ目に表示された商品数の平均は(小数点以下第2位切り捨て)は、以下のようになりました。
7% 3.4商品
15% 6.6商品
20% 9.3商品
25% 10.2商品

平均で見ると料率を上げれば上げるほど、1ページ目への表示件数が多くなることがわかりました。
しかし、先述の通り、商品によっては効果が薄いものもありましたね。

そこで、今回この検証を行った店舗様は、この検証を踏まえて「各商品、1商品ずつ個別でPRオプションを設定」することにしました。
見せる商品と、売る商品を切り分けることで、戦略の幅が大きく広がりますね。

検証方法と注意事項

<検証方法>
・キーワード選定
ビッグキーワードを決定しサジェストから選定したり、自社商品への流入が多いキーワードなどから選定します。

・料率設定
Yahoo!ショッピングが、「PRオプション カテゴリ別の平均料率」を定期的に更新していますので、参考にしましょう。
(ストアクリエイターProトップの【店舗様名】さんへのお知らせ欄よりご確認ください。)

・検証タイミング
キーワードがきまったら、検証タイミングを考えましょう。
ウルトラセールなどのセール時には、競合他社がいつもより高い料率のPRオプションを設定していることが多いです。
ですので、平常時とセール時でそれぞれ検証をしましょう。

・測定項目
1ページ目に表示されている商品の品番
1ページ目に表示されている商品の順位

<注意事項>
Yahoo!ショッピングでの検索結果は、閲覧するユーザーによって異なる場合がありますので、検証は「Yahoo!アカウントにログインせずに」行いましょう。

まとめ

PRオプションを効率よく活用するには、十分な検証を行い、利益率とのバランスや店舗様の戦略に合わせて、商品ごとに個別で設定していくことが重要といえます。

検索ロジックや検索結果は日々変わるものですので、定期的な検証も必要になってきます。
「詳しい方法を教えてほしい」「やり方はわかったけど自社ではできない」とお悩みの店舗様は、是非、ブランジスタにご相談ください。


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著者

ブランジスタ ソリューション営業部 (Brangista)

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