情報発信としてのクチコミの重要性
はじめまして。アライドアーキテクツの三宅と申します。
弊社はSNS(ソーシャルメディア)マーケティング分野を専業としたマーケティング支援会社です。今までに4000社にものぼる企業様のマーケティングを支援してまいりました。
なかでも「クチコミ」や「UGC」を活用した取り組みについて豊富な実績がございます。本コラムでは今まで弊社でご支援させていただいた実績をもとに抽出した事例やノウハウをお届けできればと思います。
よく「SNS・クチコミでモノは売れるの?」ということ耳にしますが、ただSNSやクチコミ施策をやれば売れるというものではございません。今回は「情報発信としてのクチコミの重要性」と題してSNS、クチコミで売上を上げるために理解しておくべき背景をご案内いたします。
商品サービス購入時にクチコミはどの程度効いている?
上記のグラフは「商品やサービスの購入時に、参考にする情報源として有効なもの」は?というアンケートの調査結果です。
1位は「テレビ」、2位に「口コミサイト」、3位に「企業や商品ブランド等のウェブサイト」、4位に「SNSの投稿・写真」という並びです。
2位「口コミサイト」や4位「SNSの投稿・写真」の情報が消費者の購買行動に影響を与えていることが分かります。一方、1位は「テレビ」でやはり影響力は大きいことがわかります。今だにマスの影響力は強いです。
このようなアンケート結果をだすと「クチコミって大事だね」という話になりがちですが、なにがお伝えしたいかというと「クチコミやSNSが、従来型のマスメディアとおなじくらい大きな影響力を持つようになってきている」ということです。SNS、クチコミがあったほうが良い、ではなく無くてはダメという時代になってきているということです。
2007年~の口コミ初期と、2013年~のSNS時代
上記は、メディアでの情報発信のされ方と生活者の情報の受け取り方の変化をまとめたものです。WEB時代の前にはマス時代があって、ここでは企業が情報を発信すると、消費者は情報を受け取って「これは知らなかった、買おう」というような、企業の一方的な発信によって生活者は情報を受け取っておりました。
WEB前期では、WEB上に情報を掲載しておくと、生活者は情報を探しに行く⇒見つけるというプロセスで情報を受け取るようになります。「こういうのを探してた、買おう」という流れです。
WEB後記になると「クチコミ」というものが出てきます。クチコミサイトなどが浸透してきて、「みんないいと言っているから買う」という時代になります。
SNS時代では、みんなが情報の発信者になり相互に情報共有するようになります。情報の受け取り手は「この人がいいと言っているから買う」というようになります。「誰が」発信した情報かというのが重要になってきます。
このようにWEBやSNSの登場により、生活者の情報の受け取り方が変化し、それに伴い購入者が購入に至るプロセスも大きく変化しています。
体験者情報(クチコミやSNS投稿)が有効な理由
クチコミは商品やサービスの購入時に参考にする情報源として有効ということ、また生活者の情報の受け取り方が変化していることをご紹介いたしましたが、体験者情報(クチコミやSNS投稿)が有効な理由をまとめると下記の2点です。
①情報の接触機会
SNSに滞在している時間が一定あり、人の投稿を目にする機会が多い。
②情報の信用度
友人や、SNSでフォローしていて普段から『その人となりを知っていて親近感を持っている』人が発信している情報は、「得体の知れない情報」ではなく「ある程度信用できる情報」になり情報の質が高い。また多くの人は、自身で絶対的な判断軸を持っていない。そのため「誰かが良いと言っている」という付加価値に弱い。
以上のような背景から「情報発信としてのクチコミ」が重要になってきております。
今回は「情報発信としてのクチコミの重要性」というタイトルでお届けしました。
次回のコラムもお楽しみください!
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