【第三回】EC業界向けにヤマトグループがご提案する最新技術のご紹介
EC事業者様の中で、物流に関する悩みごとはありませんか?
例えば、人件費の高騰により作業費が上昇、路面価格の高騰による保管費用の上昇などが原因で、利益を圧迫していませんか?
生産性向上による物流費の削減、必要な量だけ在庫を預けることで余分な保管料の削減など、ヤマトロジスティクスにご相談いただければ、お悩みを解決するソリューションが提供できるかもしれません。
今回のコラムではそのようなお困りごとを解決するためのヤマトグループならではの倉庫内の最新マテハン機器についてお話しさせていただきます。
多数のEC事業者様に導入され、高い評価を頂いている「FRAPS(フラップス)」についてご紹介をいたします。
※「FRAPS」とは「Free Rack Auto Pick System」の略、当社オリジナルのデジタルピッキングシステムです。
<FRAPSの仕組み>
FRAPSは「ロールボックスパレット」を使ってデジタルピッキングをする仕組みです。ロールボックスパレットのことを「フリーボックス」と私たちは呼んでいますか、キャスターが付いており、複数のお客様の作業を同時に行うことができます。フリーボックスの商品を棚付し、フリーゲートにセットし、準備完了となります。点灯しているロケーションの商品を表示されている個数分ピッキングする作業のみのため、一定の生産性を確保できるのが特徴です。
こんなお悩みを解決します ~FRAPSのご利用シーン~
・受注件数が増加傾向にあり、現状の体制では出荷しきれない
・人材の確保が厳しく、物流業務のシステム化を図りたいが費用負担が大きすぎる
・物流倉庫は構えているが、主に店舗への供給拠点の役割のため、個人向けのきめ細かい配送対応が難しい
・東西など複数拠点での運用を検討しているが、在庫リスクを最小限にしたい
以上のような課題を抱えていらっしゃる事業者様に対し、ヤマトグループの豊富なネットワークを活用した、FRAPSによる物流効率化・在庫圧縮の物流提案をご案内させていただきます。
FRAPSのメリット
○初期投資を最小限に抑えることが可能
FRAPSに設置するフリーボックスは移動可能なため、1台のFRAPSで複数の事業者様にご利用いただけます。よって、お客様ごとに新たに設備投資する必要がなく、初期費用を大幅に削減できます。複数拠点での運用を行いたい場合でも、既に拠点にFRAPSが設置されていれば初期費用等のリスクを減らすことができます。
○出荷許容量を超えても安心
ベース一体型の施設を使用することで、お客さまの既存の出荷許容量を超えた場合でも、エンドユーザー様とお約束した日時でのお届けが可能です。
○スペースの有効活用
フリーゲートにフリーボックスをセットするだけのため、例えば複数の納品先からのクロスドック運用にも対応しております。またコンパクトな設計のため広いスペースを必要としません。
FRAPSの大きな特徴としましては、上記の通り、複数の事業者様に対しフリーボックス、フリーゲートによるフレキシブルな物流サービスを提供できることです。また、ヤマト運輸のベース機能と一体となった拠点を活用することにより、出荷までのリードタイムを最大限有効活用できます。
<デジタルピッキング作業の様子>
実際これまで「FRAPS」を利用していただいた化粧品会社の担当者様から頂戴した貴重なお言葉を一部ご紹介致します。
「FRAPS」が多くの会社様に認められ、国内にととまらず、お客様の要望より、海外拠点にも導入され、お客様の海外展開にも一役買っています。
「FRAPS」は「曜日」、「時間帯」と「処理件数」を事前に特定した限定的な形でのサービスも承っておりますので、ご興味がございましたら是非お問合せください。
現在、「FRAPS」はヤマト運輸のベース機能を持つターミナルと同居しているロジスティクスセンターには導入済みです。今後もヤマトグループのネットワークを基盤に「FRAPS」ネットワークを全国に展開をし、化粧品を始めとするEC物流のスピード化と品質の担保をお約束いたします。
お問合せはこちらから:https://ecnomikata.com/support_company/?company_id=102