購買意欲の高いユーザが利用する「キーワード検索」を工夫しよう
キーワード検索を利用するユーザは、絞り込み検索などと比較して購買のモチベーションが高い傾向があります。検索窓の位置やデザインにちょっと工夫を加えれば、購買のモチベーションが高いお客様を欲しい商品につなげる確率があがる可能性があります。今回は、これまで検索サービスをご提案してきた体験を元に、検索窓の工夫の仕方についてご紹介します。
キーワード検索を利用するユーザは、欲しい商品名やイメージを具体的に持っていることが多いため、絞り込み検索と比較して購買のモチベーションが高い傾向があります。
「こんな商品が欲しい」とイメージして検索窓で探すわけですから、検索結果でそのユーザが欲しいものが提示できれば、購買に至る確率が高いのは想像がつきます。カテゴリ検索で見つからずにキーワード検索をするユーザもおられることでしょう。
私達は、キーワード検索の検索窓は「確度の高いユーザが集まる場所」と考え、検索窓がより使いやすく、利用頻度が高くなるような工夫を提案しています。今回は、この工夫の3つのポイントをご紹介します。
検索窓へのアクセシビリティ
第一に、検索窓へのアクセシビリティを高める必要があります。アクセシビリティとは、そもそも使えるかどうか、ということ。
多くのECサイトで、検索窓はトップページに設けられていますが、トップページ以外には検索窓が設置されていないECサイトも見かけます。トップにわざわざ戻って検索をしてもらわねばならず、ともすれば検索窓を見つけられない可能性もあります。
あるサイトでは、トップページの上部中央にあったキーワード検索のアイコンが別の場所に変わっただけで、検索窓の利用率が1/3に減った例がありました。それほど、検索窓へのアクセシビリティは重要ということです。
例えば、PCでもスマホでも、検索アイコンを、追従させる、常にメニュー内に表示させておく、など、検索窓にいつでもアクセスできるようにしましょう。
検索窓のユーザビリティ
検索窓のアクセシビリティが高くても、使いづらかったり、検索窓で欲しいものが見つけられなければ意味がありません。「スカート」で検索するのに「コート」が上位に出るのをなんとかしたい、というようなご相談を受けることがあります。
検索窓を使いやすくする検索機能のひとつに、「サジェスト」というものがあります。
検索キーワードを入力しかけると、検索キーワードの候補をリスト表示する、いわゆる入力補助です。
入力の手間を省き、あいまいなキーワードを提示したり、検索結果が0件にならないように誘導したりなど、ユーザビリティの向上に大きな効果が見込めます。
また、弊社がご提案している画像付きサジェストサービス「リッチサジェスト」のように、サジェストするキーワードに関連する商品画像を表示させるタイプも増えてきました。
検索窓(キーワード検索)のデザイン
キーワード検索のデザイン性にも一工夫してみるといいでしょう。
ユーザビリティとも関連しますが、せっかく検索アイコンを追従させても、サジェストを出しても、スマホでタップしにくかったり、サジェストだとわかりにくかったり、サジェストが閉じられなかったりすると、ユーザをイライラさせてしまい、離脱につながるかもしれません。
また、サイト全体とサジェストのテイストに違和感がある場合、ブランドイメージを損ねたりしまう可能性もあります。
まとめ
今回は、検索窓から商品への導線をスムーズにする「キーワード検索」への工夫を3つご紹介しました。ぜひチェックしてみてください。
・検索窓へのアクセシビリティへの工夫
→検索窓は見つけやすいか?どのページにいても検索できるか?
・検索窓のユーザービリティ
→サジェストは入っているか?検索結果は0件になったりせず適切か?
・検索窓のデザイン性
→検索アイコンやタップ領域は適切か?ブランドイメージに合っているか?
画像付きサジェスト「リッチサジェスト」
弊社の提供するリッチサジェストでは、上記でご紹介したような検索窓から商品ページへの導線を、お客様と共に考え、議論して導入を進めています。
特にお客様のブランドイメージを大事にするため、デザインには非常に気を使い、サイトの特性や売り方によって様々なテンプレートをご用意しています。
また、導入後は利用状況を数値化し、PDCAのサイクルを回すご支援をさせていただいています。
扱われている商材やサイトの構造、ユーザの特性などを加味し、お客様の実情に沿ったご提案をいたしますので、お気軽にご相談ください。