ランディングページの表示速度の重要性と高速化に伴う効果について

牧瀬 奈帆

株式会社売れるネット広告社 開発部 開発プロデューサーの牧瀬奈帆です。弊社クラウドサービス『売れるネット広告つくーる』の開発を担当しております。

今回のコラムでは、ランディングページの表示速度の重要性と高速化をおこなうことでの効果について事例に基づきご紹介いたします

表示速度を計測したことはありますか?

これまでランディングページの多くは、「大切な商品だからきれいに見せたい。それがロイヤリティにつながる」と、綺麗に見せることが重要だという前提がありました。

しかし近年、Googleのスピードアップデート(2018年)やコアウェブバイタル関連アップデート(2021年)などが実行され、検索ランキングやUX(ユーザーエキスペリエンズ)の視点から「表示速度がとても重要である」ということが、感度の高い通販・D2C事業主様を中心に認知されてきています。

「表示速度を速くして、快適に操作ができることのほうが大切だ」というながれが始まってきてはいますが、Web制作の現場では、画像をリッチに作る傾向にあることから表示速度の低下につながる要因の一つとなっています。

表示速度の重要性とは?

実際のところ、表示速度はどのような影響を及ぼすのでしょうか?

元Amazon.comの開発者 グレッグ・リンデン氏も「ユーザーはスピードに敏感に反応する!」と述べており、

0.1秒単位でページ表示を遅らせる【A/Bテスト】で、小さな遅延が、売上に大きく影響することを発見しました。(2006年)

その他、表示速度が与える影響としてこのような結果が公表されています。

・1秒の遅れで7%の売上げ損失が発生。(米調査会社Aberdeen Group 2011年)

・表示に5秒以上かかると74%のユーザーが離脱する。(Google 2013年)

・3秒を超えると一気に直帰率が増え、5秒では38%まで増加する。( US Webサイト監視サービス Pingdomレポート 2018年)

・スマートフォンでのEC利用時、約6割に「応答速度が遅くて買い物をやめた」経験(ジャストシステム「Eコマース&アプリコマース月次定点調査 2019年)

逆に表示速度を改善すれば、ユーザーの離脱・直帰率を防ぎ、結果的にコンバージョン率が改善され“売上が上がる”ということになります。

『売れるネット広告社』の【A/Bテスト】の結果から、ランディングページはテキスト文字ではなく、“画像文字”で構成するとコンバージョン率が良いという結果が出ています。

ネット広告から流入するお客様は、“読む”というより“見る”傾向があります。

ランディングページはネット広告から誘導する専用ページのため、SEO対策は必要ありません。とにかく、お客様に読みやすくする必要があります。

そのため、画像で構成することを変えずに軽量化をおこなう必要があるという課題が見えてきました。

CDNを変更し高速化を実現

ランディングページは画像で構成することが多く、ページが重くなってしまうという課題があります。また、同じプラットフォームでも、通販・D2C事業主様により個々にランディングページを制作するため、ページ内の画像容量をコントロールしにくいという課題もあります。

これらの課題を解決するために、『売れるネット広告つくーる』では、新進のCDNベンダーのCloudflareを採用しました。

Cloudflareは世界最速のDNSを持ち、CDN市場では第1位のシェアを持つサービスです。今回、『売れるネット広告つくーる』では、Cloudflareの画像リサイズ機能や、次世代フォーマット「WebP」に自動変換する機能などを導入しました。

検証段階においては、画像を軽量化しすぎて粗くなるなどの課題が出てきましたが、検証を重ね、画像を最適な状態で維持したままランディングページの高速化を実現しました。

【高速化事例】

・化粧品会社Aでは画像数が多く、ファイル容量16MBだったランディングページが、Cloudflare導入後、 65%削減の6MBまで軽量化しました。その結果、表示完了までの速度を半分に短縮することができました。

・化粧品会社Bでは、ファイル容量4MB(うち画像 3.5MB)だったものが、Cloudflareの画像リサイズ機能による効果で画像容量を80%削減することができました。結果として、ファーストビュー(Speed Index)は5秒から2.5秒と半分に短縮しました。

さいごに

今回、『売れるネット広告つくーる』のCDNをCloudflareに変更するにあたり、Cloudflareの正規販売代理店であり、Webサイトのパフォーマンス計測・分析・改善コンサルティングをおこなっている「株式会社ドーモ」の協力を得て導入に至りました。

ご興味がございましたら「株式会社ドーモ」へお気軽にお問い合わせください。

「株式会社ドーモ」は、2012年からモバイルWebのUI、UX、WEBサイト表示速度の最適化を実現する「Mobify(モビファイ)」の提供を開始し、2018年からはWebサイト表示速度を時系列で把握する、Saas型パフォーマンス計測サービス「SpeedCurve(スピードカーブ)」を含む、WEBサイト表示速度改善サービスを提供しています。

また、従来から培ってきたモバイルWebのUI、表示速度の最適化に加えて、パフォーマンス改善効果とセキュリティに強いCloudflareのCDNの販売をおこなうことで、インターネットサービスの安定に加えて安心と安全をも提供しています。
株式会社ドーモ:https://www.domore.co.jp/
お問い合わせ:cloudflare@domore.co.jp

Cloudflareサービスサイト:https://cloudflare.domore.co.jp/
Cloudflare:https://www.cloudflare.com/ja-jp/

Cloudflareは、2010年にサンフランシスコで創業したCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を提供する会社で、世界100カ国、200都市以上にデータセンターを提供する世界最大級のネットワークを持つ企業です。Cloudflareを導入することで、Webサイトの表示スピードが速くなり、また、DDoS攻撃やサイバー攻撃を防ぐセキュリティ機能も兼ね備えているサービスです。
https://www.cloudflare.com/ja-jp/

※「売れるネット広告つくーる」は売れるネット広告社の登録商標です。特許庁登録商標第5921847号


著者

牧瀬 奈帆 (MAKISE NAO)

福岡出身。福岡大学卒業。制作会社、企画運営会社にてイベント関連事業に従事。 その後、受付事務・建材積算・CM進行などあらゆる業界を経験し売れるネット広告社へ入社。 入社後は、メディア部アシスタントを経験したのち管理部にて人事・労務・法務・知財を一手に担う。 その後、広報にて掲載件数2.8倍目標を達成し2019年9月より開発部へ配属。 開発プロデューサーとして『売れるネット広告つくーる』の新機能や改修のリリースを担当。 通販エキスパート検定1級(通販マネジメント編)取得。 売れるネット広告社2018年度下期「成長賞」受賞。

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