【新機能】Amazon出品者出荷「配送サービスの優先順位」のメリットと設定方法を簡単解説
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
突然ですが、Amazonで出品者出荷を利用している出品者様の中には、配送や出荷作業の「配送設定の自動化」をすでに行っている方もいらっしゃるかと思います。
最近、配送設定の自動化に新機能として「配送サービスの優先順位」が追加されたことをご存じでしょうか?
配送サービスとは、例えば、ヤマト運輸様の場合、ネコポス・宅急便・宅急便コンパクトより、選択可能な配送サービスが複数存在していますが、この新機能により、これらの中でどの配送サービスを優先して適用するかの設定が可能になりました。
今回の記事では、新機能「配送サービスの優先順位」についてメリットや設定方法を解説いたします。
現在設定するかご検討されている方はもちろん、配送設定の自動化をすでに行っている方にも参考となる内容になっていますので、ぜひ日々のAmazon出品運用にお役立ていただけますと幸いです。
●「配送サービスの優先順位」についてお悩みでしたら、お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!お問い合わせはコチラ
配送設定の自動化とは?
「配送サービスの優先順位」について解説する前に、「配送設定の自動化」について簡単に解説をしておきます。
配送設定の自動化とは、出品者出荷を利用して発送している出品者様向けの機能で、各配送地域に対して正確な配送所要日数の配送パターンを作成できる機能です。
Amazonでは、購入された商品を配送する際に、発送元住所からご購入者様の所在地までの最適な配送所要日数を配達業者ごとに ” 自動的 ” に算出します。
さらに、自動化を設定している配送パターンは、配送業者の最新の配送時間に基づいて定期的に更新されるため、出品者様ご自身で手動での更新管理をする必要がなく、常に正確で最新の配送設定が反映されます。
「配送サービスの優先順位」について
これより、新機能「配送サービスの優先順位」について解説をしていきます。
「配送サービスの優先順位」とは、配送サービスの中でどの配送サービスを優先して適用するかを選択する機能になります。
設定する機能のメリットは、下記の通りです。
・配送先への配送遅延を回避できる。
・最短の配達時間も自動的に選択される。
配送サービスの優先順位(赤枠)
配送サービスの優先順位設定は、下記画像の赤枠内にある4項目より、何を基準に配送サービスを選択したいのか該当するもの1つを選択します。
※優先順位の設定は下記画像の赤枠上の項目「配送サービス」で2個以上選択した場合に設定箇所が表示されます。
以降は4項目について上から順に解説いたします。
ご自身に合った設定はどれに当たるのか、検討する際にお役立てください。
①商品パッケージの重量、配送地域、商品の価格の内、いずれかの組み合わせで配送サービスを設定する方法
設定画面上では以下のように説明が記載されています。
“設定した以下の条件に基づいて、Amazonが配送所要日数(サービスレベル)を選択することを希望します。商品パッケージの重量、配送地域、商品の価格、または3つのうちいずれか2つを組み合わせて、条件を設定します。”
→要約すると、商品パッケージの重量・配送地域・商品の価格の中から1つもしくは、2つを組み合わせてどの配送サービスで出荷させるのか選択する方法です。
そのため、出品者様が意図しない配送サービスでの発送を防ぐことができます。
例:1つ(商品パッケージの重量)だけを選択した画面
「商品パッケージの重量」を選択した場合、重さに応じて配送サービスを変えることも可能です。
例:2つ(商品パッケージの重量+配送地域)を選択した画面
「商品パッケージの重量」と「配送地域」を選択した場合、これらで組み合わせが作成され、それぞれの条件に対して配送サービスを設定できます。
②遅延リスクが一番小さい配送サービスを自動で設定する方法
Amazonからは以下のように説明されています。
“お客様の所在地に基づいて、上記で選択した配送サービスで最も時間を要する配送方法をAmazonに選択してもらいたい(一般的に最も安い方法)。”
→つまり、選択した配送サービスの中で遅延リスクが一番低いものを自動的に選択し、お届け日数を算出する設定方法となります。
※配送遅延に伴う購入者様からのクレームを回避したい出品者様は、こちらの選択肢をオススメいたします。
③最短の配送時間で配送できる配送サービスを自動で設定する方法
Amazonからは以下のように説明されています。
“Amazonに、上記の配送サービスから、お客様の所在地に基づいて最短の配達時間が見込まれるものを選択してほしい。”
→簡単にまとめますと、②とは反対に、選択した配送サービスの中で一番早くお届けできるものを自動的に選択し、お届け日数を算出する設定となります。
※お届けする地域によって早くお届けできる配送サービスが異なる場合、最短でお届けできる方の配送サービスが自動的に選択されます。
④出品者が決めた配送サービスの優先順位で設定する方法
下記のようにAmazonでは記載されています。
“以下の優先ランキングに基づいて、Amazonに配送方法を選択してもらいたい(ドラッグ&ドロップで再注文する)”
→こちらは、選択した配送サービスの優先順位を出品者が決定し、最優先の配送サービスが配送先で利用可能であればそのサービスで配達される設定となります。
なお、優先順位1位のサービスが利用不可の場合は、優先順位2位の配送サービスでの配達される仕組みとなります。
「配送サービスの優先順位」の設定方法について
次に、「配送サービスの優先順位」を実際に設定する方法を解説いたします。
1. 配送設定画面より、配送サービスの優先順位を設定したい配送パターンを選択し、「配送パターンを編集」をクリック
2.編集画面の「配送設定の自動化(SSA)」のボタンをクリック
3.配送元住所より、発送元となる住所を選択し、「次へ」をクリック
4.「出品者出荷(プライム以外)の配送設定の自動化を希望します。」を選択し、「次へ」をクリック
※マケプレプライムの配送設定の自動化では配送サービスの優先順位の設定はできません。
5.【前述で解説した項目】「通常配送の自動化設定」の配送サービスより、使用する配送サービスを2つ以上選択する。
選択後、「配送サービスの優先順位」が表示されるため、4つの選択肢の中から1つを選択し、「次へ」をクリック
※選択画面の例(下記の条件で設定):
・配送サービス…ネコポス/宅急便
・配送サービスの優先順位…「お客様の所在地に基づいて、上記で選択した配送サービスで最も時間を要する配送方法をAmazonに選択してもらいたい」
6.「お急ぎ便関連プログラムの自動化設定」を設定する場合は、配送サービスを選択し、「次へ」をクリック
※お急ぎ便関連プログラムの自動化設定は設定しなくても次に進めます。
7.設定内容を確認し、内容に問題がなければ「確定」をクリックし設定完了
上記の手順で配送サービスの優先順位の設定は完了です。
まとめ
出品者出荷の配送設定は複雑な部分がございますが、ご状況に応じて最適な状態に設定していただけましたら幸いです!
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「配送サービスの優先順位」についてお悩みでしたら、
お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
⇒ https://ecnomikata.com/support_company/342/contact/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
取材記事
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■クライアント対談インタビュー記事 ( ECのミカタ )
https://ecnomikata.com/original_news/27993/
■「ECのミカタ通信 vol.20」誌面/WEB掲載
– 今までのAmazon、これからのAmazon –
https://ecnomikata.com/original_news/28097/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Amazon出品に関する知識・対策を公開中!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・【Amazonふるさと納税】参入による変化は?自治体&寄付者のメリットをAmazonふるさと納税運用代行コンサルタントが解説
https://ecnomikata.com/column/46382/
・【Amazonによる出品事業者支援】低価格商品の販売手数料引き下げが開始!施策の選択肢が増えるチャンスに!?
https://ecnomikata.com/column/45292/
・【新着情報】Amazonが自動でおまとめ割引「まとめトクプログラム」開始!割引額はAmazon負担でメリットしかない?!【第1回】
https://ecnomikata.com/column/44306/
・【新着情報】Amazonが自動でおまとめ割引「まとめトクプログラム」開始!割引額はAmazon負担でメリットしかない?!【第2回】
https://ecnomikata.com/column/44363/