Webサイトの簡単アクセス集中対策、CDNとは

アクセリア株式会社

アクセリアは、Webサイトのレスポンス安定・高速化、セキュリティ、 マーケティング関連ツールまで幅広くご支援している会社です。

前回は、「Webサイトのレスポンス安定・高速化」の重要性についてご紹介いたしました。
URL:https://ecnomikata.com/company_blog/14914/

今回は、Webサイトのアクセス集中対策を簡単に実現するCDNについてご紹介します。

※取材記事もあわせてご覧ください。
【大手ECの約60%がCDN導入】知らないでは済まされないCDNとは?
https://ecnomikata.com/original_news/15239/

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CDNとは

CDNは、コンテンツデリバリーネットワーク(Contents Delivery Network)の略で、Webサーバーにかかる負荷を分散しつつ、Webサイトのレスポンスの安定・高速化を実現することができます。

まず、CDNを導入していない時にアクセス集中があった場合について説明します。

CDNを導入していない状態で、アクセス集中が起きるとコンテンツデータの配信が遅延し、Webサイトが表示されるまでに時間がかかってしまいます。

例えば、同時に100人まではアクセスができる性能のWebサーバーがあるとします。
そのWebサーバーに対して、同時に500人がアクセスしたらどうなるでしょう。
Webサーバーはエンドユーザにコンテンツを届けたくても、自分の性能を超えるアクセスでひっ迫しているわけですから、Webサイトのレスポンスは遅延します。
また、最悪の場合はアクセス集中に伴うWebサービスの停止(503エラー、サーバーダウンなど)になる可能性があります。

次にCDNを導入した状態で、アクセス集中があった場合について説明します。

CDNを導入している状態でアクセス集中が起きた場合、滞ることなくコンテンツを配信することができます。
同時に100人のアクセスしか耐えられないWebサーバーでも、キャッシュサーバーが配信を肩代わりしているため、同時に500人からのアクセスがあっても影響が出ません。それどころか500人を大きく超えるアクセスがあってもWebサイトのレスポンスの高速・安定化を実現することができるのです。

なぜCDNがWebサイトのレスポンスの高速・安定化を実現できるかというと、キャッシュサーバーにはWebサーバーのコンテンツを保持し、エンドユーザからアクセスがあった場合、キャッシュサーバーが保持しているコンテンツをWebサーバーの代わりに返す役割があるからです。そのため、CDNを導入していない時にはダイレクトにかかっていたWebサーバーへの負荷を分散することができます。そしてWebサイトにアクセスが集中したとしても大量に設置されているキャッシュサーバーが配信を担い、回線帯域も大きくなるため、エンドユーザは滞ることなくWebサイトを閲覧することができるのです。

キャッシュサーバーは、複数の拠点に分散されて設置されています。そのためWebサイトにアクセスするエンドユーザが沢山いても滞ることなく配信することができます。ちなみにキャッシュサーバーがハード故障などによりダウンした場合でも、対象のキャッシュサーバーは自動的に除外されるため、ユーザに影響を与えることなく配信を続行することができます。

通常時は必要最低限の構成で足りるのに対して、常にピークに合わせてサーバーや回線帯域を増強する場合、ランニングコストが高くかかります。しかしCDNを導入すれば必要最低限の環境さえ用意していただければ、それだけで良いのです。

CDNを導入するのに最適なWebサイト

CDNは業界問わず導入していただけますが、特にどういう傾向のWebサイトに良いのかご紹介します。
以下のグラフのように突発的なアクセスが発生するWebサイトはCDNの導入に適しております。

以下に該当するWebサイトは、CDNを導入するメリットがあるはずです。
・「今だけ送料無料!」「紹介者には特典」など、何かしらのキャンペーンを行っているWebサイト
・ニュースサイト、ポータルサイトなどのメディアサイト
・広告やSNS、テレビ番組などで露出しているWebサイト
・確実に届けるべき情報を配信しているWebサイト(災害情報、公共交通機関の情報など)
・ECサイトやアプリゲームなどの決済が発生するWebサイト

ピークに備えて環境を用意することはその環境維持や運用にお金がかかります。かといって、対策をしないとレスポンスの遅延での離脱やサーバーダウンで悩まされることになるため、アクセス集中に備えた対策は今や必須となっています。

Webサイト表示速度の計測

今回のブログではCDNについてご紹介いたしましたが、CDNに興味はあるものの、「どれくらいの効果があるかも分からないから」「うちのサイトはそんなにアクセス数がないから」必要ないとお考えではないですか?

こちら(https://www.accelia.net/spd-test/)で、現在のWebサイトの表示速度と、CDNサービスを導入した場合の表示速度の目安を計測できます。
無料で利用でき結果もすぐに分かりますので、貴社のWebサイトの表示速度を計測してみてください。


著者

アクセリア株式会社

アクセリアは、キャンペーンのアクセス集中時でも安定・高速化が実現できる、配信プラットフォームCDNをご提供しております。
複数ECサイトやテレビ局等、業界問わず様々なサイトの大規模配信を長年に渡って支えております。
CDN以外にも、ECサイトをDDoS攻撃から守るセキュリティサービスや、アクセス解析やVRをはじめとするマーケティング関連サービス、ITエンジニアのリクルーティングサービスもご提供しております。

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