ヤマトの羽田クロノゲートで、最新物流システムを見学!
8月25日(金)、日本通販CRM協会主催にて「ヤマト運輸 羽田クロノゲート見学ツアー」が開催されました。ECのミカタ社員も参加したこちらの見学ツアーの内容を、特別にご紹介いたします。
羽田クロノゲートとは?
羽田クロノゲートは、2013年9月に羽田空港のほど近くにて稼働開始した、ヤマト運輸の最新かつ最大の物流ターミナルです。利便性の高い立地を活かして、日本国内だけでなくアジア全域へ向けた国際物流の拠点としての役割も担っています。更に「付加価値機能」という特長も一体化させた施設でもあります。
敷地内は大きく「地域貢献エリア」「事務棟」「物流棟」の3つに分かれています。
<地域貢献エリア>
ヤマト社員だけでなく地域に居住する一般の方も利用できる、体育館やベーカリーカフェ、保育所などがあります。
<事務棟>
クロノゲート内にあるヤマトグループのオフィスや、モニターで物流の動きを管理する集中管理室などが設置されています。
<物流棟>
今回の見学のメインにもなった物流の現場です。荷物の仕分けだけでなく、3階~7階にて様々な付加価値機能を提供しています。
施設内を巡る見学者用のルートを通り、アテンドの方に各種設備の機能や展示についてなど、詳しく説明をしていただきました。
ハイスピード仕分けを実現する「クロスベルトソータ」
今回の見学ツアーでの一番の見どころと言ってもよい「クロスベルトソータ」は、クロノゲートの2階の仕分けエリアに2本設置されています。クロスベルトソータとは、荷物の配送先地域によって分かれている滑り台のようなシューターへ、荷物を自動的に振り分けるベルトコンベアーのような設備です。全長1,070メートル、1,336枚のセルという板で構成されていると聞けば、その大きさが想像できるでしょうか。館内撮影禁止のため、皆様に写真をお見せ出来ないのが残念です……。
全国から集められた荷物は、1階からベルトコンベアーで2階へ運ばれてきます。仕分けエリアで荷物がスキャナーを通る際に、荷物に貼り付けられたバーコードを読み取ることで、荷物の行き先をチェックします。スキャナーを通過後、荷物はクロスベルトソータへ合流するのですが、セル1枚には1個の荷物しか載せられません。なので合流の際もコンピューターが自動で空きセルをチェックしており、タイミングを合わせて荷物を流しているのです。
セルには1枚ずつ、ベルトが巻かれています。ランニングマシーンの板を想像していただくと近いでしょう。セルに載せられた荷物が、その配送先に割り当てられたシューターの前まで来ると、ベルトが回転して荷物をシューターへ滑らせていきます。
このような仕分けシステムによって、1時間に最大なんと4万8,000個(10トントラックにして約75台分!)もの荷物を、無人で行っているのでした。
物流に+αの価値を! 付加価値機能エリア
羽田クロノゲートのもう1つの特長と言えるのが、3階~7階に入っている「付加価値機能エリア」でしょう。ここでは下記のようなサービスを提供しています。
■精密機器や生活の修理・メンテナンス
■医療用器械を洗浄・メンテナンス
■国内外で製造した製品や部品等を集約、同梱して出荷する機能(マージ)
■オンデマンドプリント・キッティング
■包装技術研究・開発
■ホームコンビニエンス
■スピード通関
■保税・ローカライズ(日本語ラベルの貼付け等)
単純な荷物の集約・仕分け・発送にとどまらず、物が流れる過程でこのような付加価値を提供することにより、更なるスピード輸送とコストカットを実現しているとのこと。ヤマトではこれを「バリュー・ネットワーキング構想」と呼んでいます。
見学ツアー後の特別プチセミナー&懇親会
今回の見学ツアーは、日本通販CRM協会フルフィルメント委員会 株式会社ティービーエス丸地委員長の企画によるもののため、ツアー後に特別プログラムとしてのプチセミナーと懇親会も催されました。
プチセミナーでは、ヤマト包装技術研究所のご担当者様より、ヤマトグループが提供する様々な包装梱包資材の解説と、実物を見せていただきました。物流で使われる包装といえば段ボール箱やビニール袋などを思い浮かべますが、商品に合わせた包装資材を開発することで、輸送事故を減らしたり、コスト削減に繋げたりすることができるそうです。施設内にて振動や衝撃に対する試験も行っているとのことで、宅急便で得たノウハウを活かして物流をトータルで守るヤマトグループの姿勢が垣間見えました。
その後、クロノゲートの地域貢献エリアにある「スワンカフェ&ベーカリー」にて行われた懇親会では、参加者の皆さんと美味しいご飯をいただきながらお話を伺いました。ECサイトさんの現在の取り組みやこれから改善したいことなどを直接聞くことができ、交流を深める良い機会となりました。
私たちの身近にいつもあり、またECサイト運営にも欠くことのできない宅配便。最新鋭のコンピューターで制御されたシステムや、24時間365日休むことのない現場の裏側には、人から人へと手渡される1個の荷物を、より正確により早く届けたいという創業当初から変わらないヤマトグループの想いが脈々と流れています。ヤマトグループの提唱する「物流改革」を強く感じることができる見学ツアーでした。
ECのミカタでは、在庫管理や発送代行を行なっていただける物流倉庫会社様を、無料でご紹介しております。物流業務を効率化したい、コストを抑えたいとお考えのECサイト様は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。お問い合わせはこちらからどうぞ!
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