【まとめてみた】日本郵便のゆうパケット、新料金表
日本郵便、ゆうパケット基本運賃を新設!
日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は、サイズ制のゆうパケット基本運賃を新設し、小物物品配送サービスを拡充することを発表した。なお、サービスは2016年10月1日(土)から開始される。また、新サービス開始に伴い、ポスパケットの取り扱いを廃止する。
ゆうパケット、詳細サービス
ゆうパケットは、2014年6月から追跡情報を有した小型物品等配送用の新サービスとして取り扱いを開始した。荷物は、受取人の自宅などの郵便受け箱に投函されるため、受取のために自宅で待機する必要は無くなった。また、日曜日や祝日の配達を行い、当日配達や配達日指定などの付加サービスも提供される。そのため大手通販事業者も多く利用することになった。2015年度は契約件数約2万件(対前年 217%増)、年間約1.1億個(対前年約 171%増)の取引に成長している。
元々大口向けにリリースされたサービスであったが、今回個人客向けでも展開するべく、厚さ3cmまでの段階運賃を設定する。また、事前手続きを不要として、手軽に郵便差し出し箱へ投函することも出来るようになるのだ。これによりEC業界では、更にフリマアプリやオークション出品者などの一般に近い人々へ普及していくことが見込まれる。
利用例としては、衣料品・サプリメント・CDやDVD・雑誌やコミックなどが挙げられる。なお、現金、貴金属等の貴重品及び爆発物・毒劇物等の危険物並びに信書を入れて送付することは禁止されている。
日本郵便、フリマアプリの拡大を加速へ?
ゆうパケット基本運賃を新設に当たり、一般の方が利用する割合が多くなると予想される。フリマアプリはBtoC市場、つまり消費者同士の取引であるため、フリマアプリ出品者にも多く利用されていくだろう。現に、出品者には「小物で薄い物を、より安く確実に送りたい」というニーズがある。
そんな中、ゆうパケットは宅急便よりも安価であり、今回一般消費者も利用し易い段階運賃が設定された。この日本郵便の動きは、近年、急速に伸びているフリマアプリ市場に、成長の拍車を掛けていくのではないだろうか。