国立国会図書館の古書をPOD書籍として販売

株式会社インプレスホールディングスのグループ企業で、電子出版事業を展開している株式会社インプレスR＆D（以下　インプレスR＆D）は、国立国会図書館（NDL）のパブリックドメイン古書を「NDL所蔵古書POD」としてAmazon.co.jpにて販売を開始した。同時に三省堂書店オンデマンドでも販売する。

「NDL所蔵古書POD」は国立国会図書館（NDL）が所蔵し、近代デジタルライブラリーとして公開されている、著作権が満了した古書のスキャニングデータを、インプレスR＆Dが印刷・製本可能なページデータに整形。POD（プリント・オンデマンド）によって印刷・製本された書籍である。

歴史ある貴重な古書をより多くの人の目に

第1弾では、「古今相撲大要」など20タイトルの作品を販売。「NDL所蔵古書POD」の装丁は原作とは異なるが、内容はスキャニングデータと同じとなっている。

近代デジタルライブラリーには現在、パブリックドメイン古書が約35万点登録されている。インプレスR＆Dは今後も貴重な歴史的コンテンツをPOD書籍として順次増やしていきたい考えだ。