11/22「いい夫婦の日」夫婦間の贈り物事情が明らかに【「いい夫婦の日」を進める会・他2社調べ】

ECのミカタ編集部

 11月22日は「いい夫婦の日」。この日は、プレゼントを贈り合う夫婦も多いのではないだろうか。互いに忙しい場合は、ECを利用してプレゼント選びから購入まで済ませてしまう人も居るはずだ。それに備え、ECの運営者は夫婦のプレゼントに関する実態を理解しておくと、売上を向上させるヒントを得ることができるだろう。

 今回は、「いい夫婦の日」をすすめる会と株式会社ギフトモール、LUCHEHOLDINGS PTE. LTDが実施した「『2016年度いい夫婦の日』共同アンケート【プレゼント篇】」を基に夫婦のプレゼントに関する実態を探っていく。

プレゼントにより夫婦仲は「優しくなれる」が4割超

 調査結果によると、夫婦間でプレゼントを贈る頻度は「年に1回程度」以上の割合が53%で半数を超えた。最も多い回答は、「年に1回程度」が29%、「年に2~4回程度」が21%と続いた。一方、「プレゼントは贈らない・贈られない」という回答も3割以上あった。

 プレゼントを受け取った感想は、「どんなものでもやっぱり嬉しい」が43%で最も高かった。次いで、「必要なものが欲しい」(19%)、「考えてくれたことが嬉しい」(13%)、「自分のセンスに合うものが嬉しい」(11%)が続いた。

 プレゼントによる夫婦仲の変化は、「優しくなれる」が47%と最も高い。次いで、「仲良くなる」(44%)、「会話が増える」(42%)が高い割合で続き、「特に変わらない」は2割未満と低い割合にとどまった。

 夫婦間でプレゼントを贈り合いたいタイミングは、「誕生日」(75%)が最も高く、次いで、「結婚記念日」(38%)、「クリスマス」(23%)、「日常的に贈られたい」(13%)が続いた。「いい夫婦の日」(3.9%)は低い割合にとどまっているが、「日常的に贈られたい」という回答が比較的高いことや、前述のプレゼントを贈ることで良い関係が築けることを考えると、プレゼントを贈るきっかけとして「いい夫婦の日」の認知が広まる余地はあるのではないだろうか。

 贈られたいプレゼントの例として、結婚記念日に欲しいプレゼントのトップ5は、「ジュエリー・アクセサリー」(22%)、「食事」(20%)、「お財布や身の回りの小物類」・「バック・かばん」(17%)、「時計」・「洋服」(14%)とうい結果となっている。また「何でもいい」という回答も22%と少なからずある。

 相手にプレゼントを贈りたくても「何をあげたら良いのか分からない」という人も少なくないだろう。そういった時、EC店舗はただ商品を並べるだけでなく、プレゼントを贈りたい人をサポートする提案をすることで、購入へと繋がりやすくなるのではないだろうか。今回のような調査結果も参考になるだろう。また「いい夫婦の日」のような、まだプレゼントを贈る日として認知度は低いが、可能性のある機会を積極的に広めていくことで、新たな購入の場を作ることもできるかもしれない。


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