新B2B決済「ポーシャ決済」導入、三越伊勢丹 法人外商事業部

株式会社portia（ポーシャ）が提供する、Fin Techを活用した新決済サービス「portia（ポーシャ）決済」が、11月7日（月）、三越伊勢丹 法人外商事業部が運営する法人会員専用クローズドショッピングサイトへ提供開始されることが発表された。

portia（ポーシャ）決済とは？

　portia（ポーシャ）決済とは、企業同士のWEB上での取引において、法人向けクレジットカードに勝る手軽さを確保しつつ、同時に企業間取引に求められる様々な課題・問題点をfintech（フィンテック）により解決した、新しいオンライン決済サービスだ。

　現在、WEB上での決済においては、クレジットカードが非常に多く利用されている。しかし、B2B（企業間）取引においては、経理処理や商習慣の関係上、締日でまとめて請求書を発行し期限日までに支払うといった「請求書による掛け払い」へのニーズが高い。

　portia決済では、クレジットカード不要でクレジットカードのような利便性を提供すると共に、オンライン上でのB2B取引ならではのルールに対応することができる。さらに、スマホやタブレットでの利用にも対応しており、100％入金保証のリアルタイム決済を実現、最新のセキュリティ対策を施している。

三越伊勢丹 法人外商事業部への導入背景

　三越伊勢丹 法人外商事業部では、法人会員専用のクローズドショッピングサイトをオープンするにあたり、購入・決済・請求までの一連の流れをB2B取引に最適な形で行う必要があった。それらを一気に解決することができる、ストレスフリーなサービスとして導入されたのが、portia決済だ。

　この導入により、三越伊勢丹の法人会員専用クローズドショッピングサイトを利用する法人バイヤーは、同サイトにおいてユーザー登録を行い、支払い方法に「portia決済」を選択するだけで、いつもの請求所・掛け払いにより買い物が可能になる。

　BtoB-EC市場は、BtoC-EC市場に比べEC化率が低い。その大きな原因が、前述のようなBtoB取引ならではの条件にあった。だが、今回のportia決済のように、それを解決するサービスが徐々に登場し始めている。今後、EC市場の成長に、BtoB-EC市場は重要な存在となるだろう。