モバイル決済「支付宝」の利用実態、5万2,000件超に【ローソン調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ローソン(以下、ローソン)は、訪日外国人観光客の利便性向上のため、2017年1月24日より、「支付宝(Alipay)」(以下、アリペイ)の取り扱いをローソン全店舗(約13,000店)で開始した。さらに、1月24日から2月5日までの利用状況の集計した結果を発表した。

ローソンの様々な対策が買い物の利便性を向上させる

 中国の大型連休「春節」(旧正月、今年は1月27日~2月2日)前にアリペイを導入したこともあり、1日あたりの利用件数がほぼ一貫して上昇し、2月5日までの累計利用件数が5万2,000件を超えた。また、観光客数の多い札幌、東京、大阪、京都、福岡、沖縄にある店舗を中心に、利用実績のある店舗は全店舗の約3割を占め、全47都道府県に及んだ。

 商品の平均客単価は800円~900円であり、ローソン全体の客単価の約1.6倍となった。購入商品は牛乳やおでん、肉まん、飲料水など、日本滞在中に消費される商品が中心であった。そのうち、品質に対する評判が高く、朝や夜のホテルなどでの飲用が多いことから、牛乳が最も多く購入された。なお、「商品購入数ベスト10」は以下の通り。

【商品購入数ベスト10】
1位 牛乳200ml
2位 牛乳500ml
3位 おでん(大根)
4位 肉まん
5位 飲料水2L
6位 飲料水500ml相当
7位 乳酸飲料500ml
8位 フライドチキン
9位 バナナ1本
10位 グミ

 今回の結果を見る限り、訪日外国人観光客が日本滞在中に“普段使い”としてコンビニへのニーズが拡大していることが分かる。ローソンでは、アリペイを始めとする外国人に対応した決済手段の拡大や、免税サービス、一部商品への英語表記の追加など、新規サービス導入や言語対応を進めてきた。今後も訪日外国人観光客が増加していくことが予想されているため、こういった対策が活躍することだろう。

 さらに、日本のECサイトを利用する外国人ユーザーも増加してきているため、ローソンのようにアリペイの導入や商品に英語表記を記載などの対策をすると、今以上に外国人ユーザーが便利にオンラインショッピングを楽しめるのではないだろうか。

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