IROYA、B2B及びD2C市場に向けた施策を発表

ECのミカタ編集部

 “色”をテーマにアイテムのキュレーション・販売提案を行うEコマースサイト&セレクトショップ「IROZA」を運営する株式会社IROYA(本社:東京都渋谷区)は、2016年7月リリースの販売物流一気通貫プラットフォーム「Monopos(モノポス)」及びIROZAのサプライヤーブランドと日本の職人をマッチングさせ、取り扱い商品の生産・制作におけるディレクションなどの支援を行った。
 また、IROYAはデザイナー 高橋誠太郎氏が手掛けるファッションブランド「DEADMAN」と協業し、双方の事業の拡大を目指すことを発表した。この取り組みにより同社は、インフルエンサーを基点にしたコマース消費と“D2C”の時流に繋げていく意向である。

B2Bマッチングによる新しいソリューション

 倉庫・物流システムから店舗運営、ECサイト運営までをオールインワンで対応することができるアパレル小売運営システム「Monopos」の開発・提供を行っているIROYAは、1年前より新しくB2Bのマッチングを構想していた。そして、同社が取引しているブランド同士のマッチングおよびディレクション・制作管理進行・商品の提案や選定、管理および納品など、幅広い支援を行った。
 その結果、企画からローンチまでをワンストップで提供できるようになった。同社は今後、より多くのブランドとのマッチングを目指していきたいとの考えだ。

「Monopos」でD2C支援ができる体制へ

 また、IROYAは海外での「D2C(Direct To Consumer)」販売モデル増加を受け、アパレル小売専門オールインワンシステム「Monopos(モノポス)」を利用したブランド支援事業を芸能人・セレブ愛用のファッションブランド「DEADMAN」に譲渡し、D2C支援にも対応可能な協業体制を確立する意向だ。これによって販売業者を介さず直接消費者と繋がることが可能になり、データから予測した「“売れる商品”を売れる分だけ企画・製造するビジネスモデル」を作り上げることができる。
 これまで事業の拡張体制に弱みがあったDEADMANにとっても、ビジネスやテクノロジー分野のノウハウにおける課題をMonoposで解決し、ディレクション業務に専念することが可能となったのは大きなメリットだ。さらに、DEADMANのブランドディレクションを行う高橋氏がIROYA運営のセレクトショップ「IROZA」にディレクターとして参画することも決定し、今後はメンズアイテムの拡充が期待されている。


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