ヤフーが「eコマース革命」による無料化をうけて取扱商品の最安値比較調査を実施

「Yahoo!ショッピング」を運営するヤフー株式会社は、同サイトサービスの販売価格への影響をはかるため、夏のボーナス商戦期にあわせて、2014年6月の大手ネット通販サイト3社(Yahoo!ショッピング、楽天市場、Amazon)および大手価格比較サイト2社(価格.com、コネコネット)の計5社における、取扱商品の最安値比較調査を実施した。

「eコマース革命」による影響を調査する目的

今回の最安値比較調査は、Yahoo!ショッピングが2013年10月にストア出店料(月額システム利用料)と売上ロイヤルティを無料とする「eコマース革命」を受けた結果を調査する目的でおこなわれた。

同サイトなどの大手ネット通販サイトおよび大手価格比較サイトの計5社において、人気商品カテゴリ(「ビューティ・ヘルスケア」「食品・ドリンク・お酒」「スポーツ・アウトドア」などの11カテゴリ)から、売れ筋商品を選抜し、2014年6月の販売価格を比較。

5社それぞれの最安値占有率(5社の中で最安値となる商品数の割合)を商品カテゴリごとに算出した。

2014年上半期はYahoo!ショッピングが2強サービスを上回る結果に

結果は、Yahoo!ショッピングでは化粧品類に顕著な特徴が見られ、「化粧水」の最安値占有率が37.5%、「乳液」が52.5%、「美容液」が40.0%となり、化粧品類の最安値占有率が最多となった。

2014年上半期(1月〜6月)における、人気商品カテゴリの売れ筋商品全体の最安値占有率を、大手ネット通販サイト(Yahoo!ショッピング、楽天市場、Amazon)の3社間で比較すると、同サイトが他の2強サービスを上回る結果となったようだ。

ヤフー、調査の結果から業界全体に好調をアピール 同社は「eコマース革命による無料化で、出店者の負担減が販売価格の値下げなどにつながり、ユーザーへ還元される流れになっている」と分析している。

eコマース革命による無料化が行われたころから、同社は順調に客数を伸ばしている。楽天市場やAmazonに追随するべく、様々な施策も行っており、今回の調査結果を基に業界全体に好調をアピールした。

化粧品類などの女性向け商品の販売価格が低いとのことなので、女性には朗報かもしれない。