総合オンラインストアAmazon.co.jp（以下、Amazon）は、2007年6月に日本で提供を開始したAmazonプライムの10周年を記念し、7月9日（日）から7月11日（火）までの期間限定で、「Amazonプライム ポップアップストア」を六本木にオープンする。

　Amazonプライムは、3,900円（税込）の年会費もしくは400円の月会費で、お急ぎ便、Prime Now、Amazonパントリー、Amazon フレッシュ、Amazon Dash Buttonなどのショッピング特典だけでなく、プライム・ビデオ、Prime Music、プライム・フォト、Kindleオーナーライブラリーなどのデジタル特典が使い放題のサービスだ。サービス開始以降、プライム会員ユーザーは年々増えている。

　そのAmazonプライムの10周年を記念し、7月9日（日）から7月11日（火）までの期間限定で、「Amazonプライム ポップアップストア」を六本木にオープンすると発表された。このポップアップストアでは、Amazonプライムの特典・サービスの体験コーナーが用意されており、スタンプラリーを実施している。「ダイニング・キッチン」、「リビング」、「ガレージ」、「パウダールーム」など、生活のワンシーンでのAmazonプライムご利用方法を紹介してくれる。

王者のポップアップキャンペーンを参考に、自社のビジネスに活かす

　また、7月10日（月）18時から30時間にわたって開催されるAmazonプライム会員向けビッグセール「プライムデー」の目玉商品も展示。さらに、セール商品である発売前のPlayStation 4用ゲーム「グランツーリスモSPORT」と「New みんなのGOLF」の試遊ができるコーナーもあるという。ステージではセール商品を紹介しながら、Amazonプライムの魅力を発信していく。

　これだけ大々的にポップアップキャンペーンを打てるのもAmazonならではだと思う。リアルの現場とインターネットの垣根を超えた、オムニチャネル的な告知はイベントから家に帰ってからも引き続き楽しむことができるという点で、満足度は高いだろう。王者Amazonがどういった内容で、どの層のユーザーを、どのサービスに誘導しているのか、その手法にも注目し、EC事業者は来るべき「プライムデー」に向けて万全の準備をしておきたいところだ。