「たまごリピート」の新販売パートナー制度を開始。テモナの狙いとは?
テモナ株式会社(東京都渋谷区、以下テモナ)は、 「たまごリピート」の新しい販売パートナー制度を発表した。新販売パートナー制度では、最大で従来の手数料の 2 倍以上にあたる45%の手数料を提供する。
たまごリピートとは、定期購入・頒布会に特化したショッピングカート付き通販システム。 リピート ASP カートとして最多シェアを持ち、年間の流通総額はおよそ 900 億円に達する。
今回発表された、 新販売パートナー制とは、通販事業を検討中の企業、もしくは既に事業を行なっている企業に対して、たまごリピートを紹介し成約した場合に、たまごリピートの利用料のうち、一定の手数料を支払う制度である。成約件数に応じて、従来の最大 2 倍以上の手数料を提供する。パートナー契約に関しての「登録料」「初期費用」「ノルマ」等はない。
販売窓口の大幅な拡大、テモナの狙いとは?
これまで窓口を限定しての販売であったため、都心部や福岡が販売の中心となっていた。今回の販売窓口拡大によって健康食品や化粧品などの、リピート商材を販売する地方通販企業に対しての貢献度を高める狙いだ。
定期購入に対する需要は年々増加しており、定価購入を展開するECサイトも増えている。業界内の動向を反映してのパートナー制度ということになる。
取引社数 10,000 社を目標に掲げて事業を拡大しているテモナ。新しい販売パートナー制度を実施することで、広告代理店や物流企業等の販売パートナーを通じてより多くの企業にたまごリピートを利用してもらい、ストックビジネスの普及を目指していくという。
購入方法の多様化はECサイトに何をもたらすか?
今回のように、ECサイトでの商品購入方法はどんどん多様化しており、その普及速度も加速している。パートナー制度を利用した普及の促進が効果的な手法として広まれば、ECサイトでの商品購入方法は増える度に瞬時に普及するようになるだろう。
そのスピード感についていくことがECサイトには求められている。今後、このような購入方法の多様化がECサイト業界に何をもたらすか、見物である。