専門性の高いサイトで効果を発揮する「こだわり検索」に詰め込んだプロの知見
シュッピン株式会社(本社:東京都新宿区)は、運営する4つの専門ECサイトの全てに「こだわり検索」という機能を導入したと発表した。専門性の高いECサイトに必要とされる機能をしっかりと掘り下げることでユーザビリティは劇的に向上する。
シュッピン株式会社では、新品から中古まで幅広い商品を扱う専門ECサイトを運営している。ジャンルとしてはカメラ、時計、筆記具、ロードバイクの4ジャンル。今回、ユーザビリティ向上の為「こだわり検索」という機能を、全ての専門ECサイトに導入した。多くのユーザーに、より便利になった検索機能を利用してもらい、商材の奥深さや商品選びの楽しさを訴求していきたいという思いから導入に至ったという。
「こだわり検索」とは、各商材のファンの方が取り扱い商品の絞り込み検索をする際に、様々な条件で複合検索ができる機能だ。価格帯やメーカーといった、ありきたりな項目だけでなく、ロードバイクであれば「身長」「フレーム素材」などサイズや仕様での検索が可能であったり、筆記具では「金属パーツのカラー」や「ペン先の硬さ」など、それぞれの商材の特性に合った項目を細かく設定しており、最適な商品に素早くたどり着くことができる。
商材ごとに、絞り込み項目はすべて異なる。ユーザーの過去の要望や質問内容等から、各専門店のスタッフが必要な項目を割り出し、機能を実装したという。実際の店舗のスタッフによる商品への導入なのでユーザーも安心して利用することができるうえ、配慮も細かい。この機能を実装したことで「おっ!この商品の事しっかり分かってるな」と感じてもらえるだろう。
ユーザーの属性を知ることで、必要な機能は変わってくる。
ECサイトではお目当の商品までたどり着くまでに時間ががかかったりする。ユーザビリティが悪い場合は商品の比較をするのも一苦労といった場合もある。専門性の高いECサイトではユーザーも基本的にそれなりに知識があるので、必要とされる機能なども少し変わってくる。かゆい所に手が届く今回の機能追加は、お店のスタッフというプロの視点も加わっているので使い勝手も良い。
「このECサイトにはどのような機能が必要か」をしっかり掘り下げたうえで、ユーザーが本当に欲している機能を着実に実装していくことで、シンプルだけども使い勝手の良い飽きのこないECサイトに育てていくことができるのだろう。