「VRって結局何?」を解決。音研VRセミナー開催レポート
近年、高価なゴーグルではなく、スマートフォンと低価格なゴーグルを使用することでVRを体験できるようになってきた。それにより、これまでゲームや映像作品に利用されてきたVRが商品やサービスの販促、ノベルティや教育の面でも活用されるようになっている。
そこで、CDやDVDのプレス、物流倉庫などを提供する株式会社音研(以下、音研)がVRセミナーを開催。VRの仕組みから活用方法、そして簡単な撮影や編集方法まで、盛りだくさんの内容が語られた。
「VRって結局一体?どう使うべき?」を解決
「VR」という言葉は頻繁に耳にし、体験したことがあるという方も少なくないだろう。しかし、VRとはいったいどんなものなのか、そしてどのように活用されているのかを学べる機会は少なくない。
音研ではVR用のゴーグル作成なども手掛けており、多くの人にVRの活用を知ってもらいたいという気持ちからセミナーの開催へと至ったのだ。
第1部ではVRを制作しているTsZ株式会社(以下、TsZ社)の代表取締役 石川雅康氏が「VRの概略」というテーマで登壇。
MM総研の調査によれば、VRコンテンツの市場規模は2016年の時点で27億円。しかし、2021年にはVRコンテンツ市場は市場規模は1710億円を超えると予想されており、活用用途はゲームや映像販売などのエンターテイメントからはじまり、商品販促や広告、教育まで幅広くなっている。
石川氏は語る。「VRは、何枚も写真を撮ることなく1枚に情報を収めることができることが何よりの良さだ」と。
実際の撮影や編集方法も紹介!
第2部では実際の撮影用カメラの紹介や編集方法などが紹介された。普段は見ることのできない裏側なだけに、参加者の興味が集まる。
TsZ社では「CompoVR Player」という販促や会員サイトなどで活用できるアプリや、「4K Viewer」といったECサイトと連携して1本単位の動画をユーザーごとに見せるというアプリなど、様々なソリューションも提供している。
その中でも、注目したいのが「VR Mail」という簡単にVRページを作成できるツールだ。360°カメラで撮影をし、スマートフォンで指定のメールアドレスへ画像を登録すると、VRページのURLが送られてくる