5万通り以上の組み合わせで、ネット注文できるオーダースーツ試作システム公開
パソコン上で見ながらパーツを組み合わせて、完成品をイメージ
オーダースーツを製造範囲する株式会社佐田は、インターネット上で注文できる「工場直販オーダースーツ」システムを開発し、5日から立ち上げた。オーダースーツの生地やスタイルなどを、5万通り以上の組み合わせで注文できる画期的なものだ。
株式会社佐田(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐田展隆)が今回開発したシステムはメンズだけでなく、レディースのオーダースーツにも対応したものだ。メンズ、レディースの両方に対応するシステムは業界でも初めてだという。
表地、裏地、ボタン、スタイルなどの組み合わせは5万通り以上と、バリエーションは、実に豊富だ。
価格も初回お試し価格が、工場直販ならではの1万9800円からと、家計にもフレンドリーだ。
従来、Web上での注文では、パソコンの画面上で表地・裏地・ボタン・スタイルなどを選んで、自分で完成品をイメージするしかなかった。
しかし、同社のヴァーチャルシミュレーションシステムでは完成品のイメージ画像がモニター上に映し出されるため、だれでも簡単に完成品がイメージできる。
また、スーツのジャケット・パンツのデザインも1クリックで確認でき、一画面で表地や裏地、スタイルなども確認できる。
時代の最先端の技術を取り入れるアグレッシブな経営姿勢
株式会社佐田は、90年の歴史を誇るスーツの製造販売会社で、ショールームを全国に24店舗(平成26年8月末現在)展開しているほか、楽天などでも販売している。
仙台と中国・北京の自社工場で年間12万着、日産500着のオーダースーツを縫製する、海外縫製オーダースーツメーカーとしては最大手であり、生地企画から縫製・販売まで自社内で、ワンストップで行っている。
プロ野球選手をイメージづくりに起用するなど、意欲的にビジネスを展開し、インターネットやITをビジネスに取り入れ、伝統に寄りかかることなく、未来を開こうという姿勢は、実にアグレッシブだ。
このような例を見ると、やはり企業は時代に合わせて、変わり続けるべきなのだと実感させられる。