メルカリ1月のトレンドワードを発表。急上昇ワードTOP5をあの季節商品が独占

　株式会社メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」において2018年1月に2017年の12月と比較として検索数が急上昇したワードを集計した。

　メルカリが「1月のメルカリトレンドワード」と題して2017年の12月と2018年1月を比較。検索数が急上昇したワードを集計し、その結果を発表している。何かと入用な年始という時期。どういったワードが検索されたのか見てみたい。

　1月のトレンドワードランキングTOP5にはカフェや家電量販店などの「福袋」が多数ランクインした。家電量販店の中でも品数が豊富なことで有名なヨドバシカメラの福袋。内容的にはビックカメラも負けてはいないようで。来年はどちらの量販店がより人気を集めるか注目です。

　スターバックスの福袋も急上昇ワードだ。同じくコーヒチェーンのタリーズもランクインしている。スターバックスは本年度から福袋の店頭販売を中止し、オンライン抽選になったこともあり、落選したスタバファンがこぞって検索をかけたとみられる。スタバマークのついた保冷バッグや福袋の袋として使用されていたトートバッグが人気商品だったという。

　コスメの福袋も人気を集めた。中でも「キャンメイク」は福袋自体の価格も安く、購入ハードルが低いのに加え、多種類の商品が入っているので、ブランド名指定での検索も多く、人気が伺える。

ちょっと先を見据えたママたちの賢いメルカリ利用法

　「福袋」関連ワードの他、「入学式 スーツ ママ」、「入学式」、「卒業式」、「コサージュ」などの検索ワードも見られ、3・4月に来る、お子さんの行事に備えるママ検索も目立った。その中でも、フォーマルブラウスなどは300円台から販売されている物もあり、ママの財布に優しくなっている。

　また、このような催事は年に数えるほどしかないため、レンタル感覚で「安く買い、終わったら売る」ママが多いと言えます。メルカリは、年末年始の間に少し時間ができ、ふと入学式や卒業式が不安になってしまったママたちの強い味方となったようだ。

　上記の他、PS4用ソフトが販売されて話題となった「モンスターハンター：ワールド」や今月放送を開始したアニメ「ポプテピピック」も急上昇ワードの仲間入りを果たした。 「モンスターハンター：ワールド」は1月26日（金）の販売初日の売上のみで、ゲームショップ「ゲオ」のPS4用ソフト販売本数歴代1位に輝く快挙を達成したことも影響し、メルカリで手に入れようとしている人が多く見られたという。

2月の予想キーワードに意外な季節外れ商品が…

　今やメルカリは世相を反映するマーケティングツールと化している。それほどまでにユーザーのインフラとなった。2月の予想キーワードは「バレンタイン」と「水着」だそう。まだまだ寒いこの季節だが、夏に値段が上昇する前に購入しておこうという、いわゆる「季節外れグッズ」に注目が集まるという。

　こうした流れを予測し、需要のある商品を並べることができるかがショップの腕の見せ所だ。常にマーケットを意識することで、世の中のトレンドが見えてくる。一歩先を行くことで他社との差別化を図りたいところだ。