アマゾンが「ハロウィーンストア」をオープン

■コスチュームやアクセサリーが充実し、菓子・ドリンク類も

アマゾンが9月16日、「ハロウィーンストア」をオープンさせた。
このストアには、ハロウィーンのメインとなる11,000点以上のキッズコスチュームや93,000点以上の大人用コスチュームをはじめ、雑貨、関連書籍、ミュージックなどが集まっている。
コスチュームは、男の子、女の子、キッズ、大人、キャラクター、アクセサリー、カスタマーレビュー、在庫状況など、様々な条件から簡単に探すことができる。

今年話題となった映画『アナと雪の女王』に関連したキッズコスチュームやアクセサリーも充実。コスチュームを手作りしたいユーザーは、布やフェルト、裁縫道具も選べる。
パーティや宴会にも利用できる大人向けのコスチュームや菓子・ドリンク類もそろい、幅広いラインナップとなっている。

季節イベントの爆発力はすさまじい。イベントによっても異なるが、ものによっては3ヶ月〜半年くらい前からアクセスがあり、狙ったキーワードで上位表示できていれば、直前には大きな売り上げが見込める。

ひとつひとつのイベントの期間は限られていても、正月からクリスマスや大晦日まで1年の円環をつないでいけば、年中何かの商戦を参加できることになる。

■商戦時期を迎えた通販のハロウィーン

ハロウィーンは秋のイベントの代表だ。欧米の祭りながら、日本でも年々盛り上がりを増し、市場規模も大きくなっている。

もともとハロウィーンは古い起源を持つ西洋の行事だった。古代ケルト人の暦では、10月31日は大晦日にあたり、新年の訪れを祝った。死者などの霊が訪れる日ともされ、悪霊払いのため仮装したという。これがキリスト教の行事に取り込まれ、アメリカに伝わり、日本へ伝わった。

顔が彫られたカボチャは、「ジャック・オ・ランタン」と呼ばれる。ジャックという男は生前の行いが悪かったため、地獄にも天国にも行けず、カブのランプを手にさまよい続けた。のちの時代にカブが加工しやすいカボチャに変わったとされる。

10月に入ると駅ビルに入っているショップや花屋などの店頭でカボチャや幽霊の飾り付けをよく見かけるが、通販商戦はもう佳境に入りつつある。