「1着」対「1着」で物々交換。子供服のシェアリングエコノミー「Lynks」が正式リリース

ECのミカタ編集部

 株式会社BLUE STYLE(福岡市東区)は2015年にプレオープンした子供服のシェアリングエコノミーサービス「Lynks」を正式リリースすると発表した。

 「Lynks」は子供服を「1着」対「1着」で交換を行う、日本初の物々交換BtoCシェアリングエコノミーサービスだ。

・子ども服が小さくなって困っている
・上の子と下の子で性別が違う
・衣替えしても来シーズンは着れないかもしれない

といった子ども服に関する悩みをシェアリングエコノミーという仕組みを通じて解消している。

 子供服は購入してもすぐにサイズアウトしてしまう。それを捨ててしまうのはもったいない。しかし古着として販売しても二束三文にしかならない。また、大きくなった子供のために新しい服を買わなければならない。そういったサイクルに悩むママたちは多い。

 「Lynks」ではブランド品・ノーブランド品に関わらず、ユーザーの「欲しい」と思う気持ちが、その子供服の価値になる。ネットショッピングのようにほしい子ども服を選んで、支払いは自分の持っている着れなくなった子供服を「Lynks」に送るだけ。シンプルだが、今までになかったサービスとなっている。

 「Lynks」に在庫がある子供服と、ユーザーが持っている子供服を最大20着まで複数着まとめて交換することができ、一回の交換手数料は1,200円(税別)となっていて、これには「Lynks」からの送料も含まれている。

「シェアリングエコノミー」は企業や個人の課題を解決に導く手段

 「Lynks」の素晴らしい点は徹底的にユーザー目線に立っているところだろう。難しい操作もなく、手数料も必要最低限だ。また、「もったいない」という日本独自の文化を継承し、それを新しい時代のサービスで表現している。そういった点でユーザーから高い評価を得ているのだ。

 シェアリングエコノミーの時代が到来すると言われて久しいが、多くの問題や課題を解決に導く仕組みとしてしっかりと機能してきているという印象を受ける。時間と場所を問わず、手軽に買い手と売り手をマッチングさせ、インターネットを通じて取引を行うことで、両者を結びつけることは容易になった。

 スマートフォンやSNSもシェアリングエコノミーを普及させる追い風になっている。いまやSNSを通じて「人と人」また「人と企業」のつながりは広く深いものになった。口コミなど情報の伝播も早い。こうした要因もありシェアリングエコノミー型サービスの普及は加速している。企業や個人の課題をどう解決するか。その手段の一つとしてシェアリングエコノミーはこれからも存在感を増していくはずだ。

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