最新のネットモールとオークション・フリマアプリの利用動向調査【ニールセンデジタル社調べ】

ECのミカタ編集部

視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 宮本淳)は、PC版インターネット視聴率情報Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイルネットビュー)のデータをもとに、2018年4月の日本におけるオンラインショッピングサービスとオークション・フリマサービスの利用状況をまとめ、その結果を公表した。

ネットショップとフリマアプリの利用動向は?

以下、同社が取りまとめたレポートの内容を見ていこう。2018年4月のECサービスの利用者数(上位3サービスの合計)をみると、スマートフォンからの利用が多く、それぞれオンラインショッピングサービスが5,142万人、オークション・フリマサービス利用者が2,749万人となっていた。

また、利用時間のシェアをみると、オンラインショッピングサービスとオークション・フリマサービスの利用時間シェアはそれぞれ50%で同程度になっていた。デバイス別にみるとスマートフォンからの利用時間が長く、オンラインショッピングサービスではPCの5倍、オークション・フリマサービスではPCの9倍だった。

楽天、Amazon、メルカリなどの利用率は?

スマートフォンからの利用率の高いそれぞれのECサービスの上位3サービスをみると、オンラインショッピングサービスでは「楽天市場」と「アマゾン」がそれぞれ57%、56%で、ほぼ同率で並んだ。オークション・フリマサービスでは「Yahoo! オークション」が最も高く25%、次いで「メルカリ」が23%で続いている。2018年2月に「フリル」と統合した「ラクマ」は11%で、同じフリマサービスの「メルカリ」の約半数だった。

年齢・性別でみてみると・・・

一方、若年層の女性に注目すると、18‐24歳、25-34歳女性ともに、オークション、フリマサービスでは「メルカリ」がもっともリーチが高くなっていた。

24歳以下に絞ると、オンラインショッピングサービスでは「ZOZOTOWN」が25%で3位にランクした。一方、25-34歳女性を見ると、18-24歳と比べてオンラインショッピングサービスでは「楽天市場」のリーチが高く(66%)、また「Yahoo! ショッピング」が34%で3位にランクした。

オークション・フリマサービスでは1位が「メルカリ」で、リーチは43%と18-24歳女性の36%よりも高くなっていた。

変わる消費者動向

同社シニア・アナリストの高木史朗氏は、今回のレポート発信に際して次のように述べている。

「2018年2月、『ラクマ』に『フリル』が統合され『メルカリ』に次ぐ利用者数の多いフリマアプリとなりました。一方、日本国内でユニコーンの代表格と言われてきた『メルカリ』は2018年6月19日に東証マザーズに上場することとなりました。

このように大きな関心の集まっているオークション・フリマサービスですが、利用者数としてはオンラインショッピングサービスの半数程度である一方で、利用時間ではほぼ同等のレベルになっている点は重要なポイントといえます。オンラインにおける購入場所としてのバリエーションが増えることもそうですが、これだけ多くの時間が費やされているということは、情報収集をする場所としても消費者の購買行動に大きな影響を与えていると考えられます。

例えば、消費者が何か商品を購入しようとした際のカスタマージャーニーを考えた時、初めはオンラインショップや価格比較サイトなどで情報を収集していたが、途中から中古商品を検討し始める、というケースもあるでしょう。また、初めからオークション・フリマサービスで商品を探し、そのまま購入するようなケースもあるでしょう。

メーカー企業にとっては、オークション・フリマサービスを消費者が”情報収集をする場所”として捉え、今後の消費者の購買行動への影響を考えていくことも非常に重要といえます。特に若年層では、フリマサービスの利用率が高くなっているため、今後フリマアプリ内での視聴履歴や購入履歴といったデータが活用できるようになれば、より個人のニーズに合ったコミュニケーションの設計が可能になるかもしれません。これからも業界の動向、消費者の行動、意識の変化を注視していく必要があるでしょう」。

存在感を増すフリマアプリ

スマートフォンからネットモールやフリマアプリに接続するユーザーの割合の増加に加え、ユーザーの利用時間にフォーカスしてみると、新品が並ぶネットモールと同程度でオークション・フリマアプリが利用されつつあるという調査結果となった。

同社シニア・アナリストの高木史朗氏の話にもある通り、今後、オークション・フリマアプリの利用動向、特にパーソナライズされた消費者の購買動向が把握することは、より精度の高いマーケティングに寄与することになるだろう。

まさにネットとECを通して、日本の消費者の行動や考え方が変化して来ている、そしてその変化をとらえて市場そのものがさらに進化していく、そんな局面にあるのかも知れない。

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