ECでの年齢確認をスムーズにする新機能が『イージーマイショップ』に実装される

ECのミカタ編集部

株式会社システムリサーチ(本社:愛知県名古屋市 代表取締役:布目秀樹)は、同社が開発・提供を行うネットショップ作成・運用クラウドサービス「イージーマイショップ」のバージョンアップを実施。「年齢確認機能」をリリースした。

ECでの年齢確認には課題があった

ECでは、ありとあらゆる商品を手軽に購入できる点も大きな魅力となっているが、もちろん酒類や電子タバコもネットで手にすることができる。

一方で、酒類を販売する場合、未成年者の飲酒を防止するため年齢確認などの「未成年者飲酒禁止法(1条4項)」に準ずる手段を講じたり、電子タバコやその他特異商品の販売時の配慮や注意喚起など、ECサイト側の対応や対策がより一層求められているところだ。

商品の特性ごとに告知ができる「年齢確認機能」を実装

商品の特性ごとに告知ができる「年齢確認機能」を実装

そうした状況をふまえて、『イージーマイショップ』を提供するシステムリサーチ社では、酒類の販売など年齢制限や注意喚起が必要となる多様な商品展開の店舗様向けに、複数の年齢設定が可能で商品の特性ごとに告知ができる「年齢確認機能」を同サービスに実装させた。

イージーマイショップは、本格派ネットショップが無料で作成・運用できるクラウドサービスで、オーダーメイド商品の販売やクレジットカード、コンビニ決済サービスなど、ネットショップに必要な機能を標準搭載。Yahoo!ショッピング、Googleショッピング、Facebookなど様々なサービスとの連携が可能なサービスとなっている。

なお、「年齢確認機能」の利用は、イージーマイショップ有料プラン・無料プランともに対象となる。

幅広い応用にも期待

イージーマイショップの「年齢確認機能」は、年齢確認ページの内容や年齢入力項目の有無などを細かく設定でき、販売商品の特性に応じた年齢確認や告知ページの案内が行えるため、酒類などで代表的な「20歳以上」の他、店舗様独自の年齢制限や告知などの配慮を要する商品の取り扱いにも対応することができる。

同社では、その4つのポイントをとりまとめている。

◇1.商品の特性に適した "年齢確認"

「18歳以上」「20歳以上」など定型の年齢設定だけでなく、「15歳以上」「16歳以上」などを想定した安全面の配慮や使用上の注意などを告知したい場合にも対象年齢を自由に設定できる。

◇2.商品の特性に適した "告知タイミング"

注意喚起や年齢確認のページを表示するタイミングをサイト訪問時や対象商品ページの表示前、購入ページ表示前などに設定可能。

◇3.商品の特性に適した "告知表現" と "同意確認"

注意喚起や年齢確認のページレイアウトや文章表現は自由に編集ができ、例文テンプレートを修正して簡単にオリジナルページの作成が可能。また、購入ページには年齢入力欄もしくは年齢確認のチェックボックス有無の設定と注釈追加の機能も備わっているため、HTML編集の知識がなくても購入者への注釈付きの同意項目が簡単に設置できる。

◇4.商品の特性に適した "複数設定"

上記の内容を商品の特性ごとに設定できる。そのため対象年齢や特性が異なる商品を1つのサイトで取り扱うことが可能。

今回は、ECでも酒類販売時における年齢認証をターゲットにした実装だが、同機能は、デジタルコンテンツの提供時やセグメント別のマーケティングなど、幅広く応用できそうだ。今後、どういった形で市場に受け入れられ、さらなる展開をみせるかぜひ注目していきたい。

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