「結婚式のお呼ばれ」でフリマアプリを使う人の割合は?【楽天調べ】

ECのミカタ編集部

楽天株式会社が提供するフリマアプリ「ラクマ」は、同サービスのユーザー5,392名を対象に、「結婚式お呼ばれ」に関するアンケート調査を実施した。以下、同社がフリマアプリユーザーの結婚式お呼ばれ準備の特徴についてまとめた内容を見ていく。

「結婚式にお呼ばれ」された時フリマアプリユーザーが気にするのは?

「結婚式にお呼ばれ」された時フリマアプリユーザーが気にするのは?

「知人・友人から結婚式にお呼ばれされたとき、どのような気持ちになりますか?」(複数回答可)という質問をしたところ、1位「嬉しいけれど、お金がかかるなあ…」(3,486人/ 64.7%)2位「純粋に幸せな気持ち」(2,188人/ 40.6%)3位「わくわくする気持ち」(1,605人/29.8%)という結果になった。

また、2位と大差をつけて、1位に「嬉しいけれど、お金がかかるなあ…」がきていることから、フリマアプリユーザーが普段からお金に対して強い意識があり、結婚式の招待に対しても、出費に関して強く意識していることがわかった。

お呼ばれ準備にかかる費用はいくらくらい?

お呼ばれ準備にかかる費用はいくらくらい?

「一度の結婚式お呼ばれ準備で、平均してかかるおおよその費用を教えてください。(ご祝儀を除く)」という質問をしたところ、最も多かったのが、「10,001円~20,000円」(1,390名/25.8%)という回答でした。次いで、「5,001円~10,000円」(1,175名/ 21.8%)、「20,001円~30,000円」(1,073名/ 19.9%)という結果になった。

結婚式参加前にフリマアプリで購入するアイテムはなに?

結婚式参加前にフリマアプリで購入するアイテムはなに?

「結婚式に参加するにあたり、フリマアプリで購入したことがあるものを選択してください。」(複数回答可能)という質問をしたところ、1位「アクセサリー」(1,004名/ 18.6%)2位「ドレス」(854名/ 15.8%)3位「バッグ」(716名/ 13.3%)という結果となった。

フリマアプリでの結婚式お呼ばれ購入品は、「アクセサリー」や「ドレス」、「バッグ」など身に着けるものに加え、「ご祝儀袋」「袱紗(ふくさ)」など、結婚式で使用するグッズも購入されている。また、ご祝儀袋購入については、あて名書き代行を依頼するユーザーも多く、「字が汚いので、ご祝儀袋に代筆して頂き本当に有難かった」といった声もあったそうだ。

結婚式お呼ばれ準備をフリマアプリでする理由は?

結婚式お呼ばれ準備をフリマアプリでする理由は?

「それ(結婚式参加にあたって購入したもの)を、フリマアプリで購入しようと思ったのはなぜですか?」という質問をしたところ、1位「節約したいため」(1,537名/ 28.5%)2位「実店舗・他サイトで購入するより、安く購入できるため」(1,228名/ 22.8%)3位「実店舗・他サイトで手に入らないものが購入できるため」(552名/ 10.2%)という結果になった。

約〇割のユーザーが一度着た衣装の出品経験アリ

約〇割のユーザーが一度着た衣装の出品経験アリ

「結婚式で一度着た衣装(ドレス・着物・スーツなど)は、結婚式後どのように扱いますか?」(複数回答可)という質問をしたところ、1位「クローゼットにしまって保管しておく」(3,678名/ 68.2%)2位「他の結婚式で再度使う」(3,044名/ 56.5%)3位「フリマアプリで出品する」(1,416名/ 26.3%)という結果になった。約7割の回答者がクローゼットにしまって保管しておくと回答している一方、約3割のユーザーが、フリマアプリで出品経験があるということになる。

すっかり浸透してきているフリマアプリの利用

また、「フリマアプリで、結婚式関連商品を購入するにあたり気を付けたほうがよいことはなんですか?」という質問をしたところ、下記のような回答があったようだ。

「質の良いドレスが1/5の金額で買えたりするので、数着用意して似合う物を選んで、またフリマアプリで売るというやり方ができ、必要経費が実店舗で買うより、だいぶ節約になりました」

「ドレスは、試着なしでの購入なので、特に着丈と身幅などは必ず確認します」

「サイズだけでなく、着用季節も併せて出品者の方に聞いておくと便利です」

「ドレスに合わせてバッグを購入し、結婚式後は出品する、というサイクルができるので便利」

「サブバックは通常のサイズだと小さかったりするので、丁度良い大きさに作ってもらえて嬉しい」

今回の調査から、結婚式のお呼ばれという「ハレの日」の準備にもフリマアプリが広く活用されていることが明らかとなった。かつては同様の場で新品や業者のレンタル以外のものを使うことや、知らない個人から購入することは、ためらわれる雰囲気もあったかも知れないが、そうした動向も大きく変化してきていることがわかる。

EC市場の中でも、これからのさらなる成長が見込まれ、日本人の消費スタイルや所有の概念すら変えつつあるとも言われるフリマアプリだが、こうした所にもその浸透具合が現れていると言えるのかも知れない。

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