遠くでもスタイリング!楽天と会津大学の提供する次世代お買い物体験

ECのミカタ編集部

楽天株式会社(本社:東京都世田谷区/代表:三木谷 浩史)は、楽天グループの研究開発機関、楽天技術研究所(本社:東京都世田谷区/代表:森 正弥)と公立大学法人会津大学との共同研究により、遠隔スタイリングが可能な次世代の買い物システムを開発。2018年7月23日にその核となる「遠隔スタイリング支援システム」の実証実験がおこなわれた。

遠隔スタイリングとは

遠隔スタイリングとは

今回の実証実験は、「遠隔スタイリング支援システム」を搭載した、日産の電気自動車「リモートファッションコミュニケーションビークル」を使用。楽天市場に出店しているレディースファッション店舗「イーザッカマニアストアーズ」の協力を得ておこなわれた。

顧客に電気自動車に設置されたスタイリングルームに入ってもらい、デジタルサイネージを通して遠隔からショップ店員が顧客のスタイリングを提案するというもの。スタイリングを提案するスタイリストと顧客とは、音声会話アプリでコミュニケーションをとることができる。

スタイリングの結果気に入った商品は、デジタルサイネージ上に表示されるQRコードを読み込むことで、楽天市場から購入することができる仕組みだ。

こんな不安も解消!

こんな不安も解消!

実はこの遠隔スタイリングで、顧客と店舗、双方のさまざまな不安が解消される。

まず、顧客としては実店舗で買う時に欲しい商品の在庫がなかったり、ECサイトで購入するときにイメージと実物が異なるという不安がある。

今回の遠隔スタイリング支援システムなら、楽天市場で在庫のあるところから購入することができるし、スタイリングのアドバイスも受けられるのでイメージとの齟齬をなくすことが可能だ。

 また、ショップ側にも利点がある。遠隔支援システムならばショップ店員も実店舗に出勤せずに在宅での対応が可能となるので、子供の世話や家族の介護などの事情で出勤が厳しいスタッフに対しても新しい働き方を提供できるようになる。

人の思いに寄り添うEC

今回のシステムの開発は、顧客の地域的・物理的・心理的制約と、ショップ側のスタッフの働き方、双方の観点に着目したところからスタートした。今後もECは人々の不安をとりのぞき、より便利で快適な生活を提供していくだろう。

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