「三井ショッピングパークアプリ」初の大幅リニューアル!
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区/代表:菰田正信)は、2018年6月に自社の運営するショッピングアプリ「三井ショッピングパークアプリ」を大幅にリニューアルした。2014年10月にサービスを開始してから初の大規模なリニューアルは、利用者に何をもたらすのか。
三井ショッピングパークアプリは、2018年6月末自演で約150万ダウンロードを記録するショッピングアプリ。クーポン機能やセール情報などで、三井ショッピングモールでの買い物をより楽しくする。
今回の大幅リニューアルのポイントは、主に2つだ。
ポイント1:アプリがより便利に
今回のリニューアルのポイントのひとつは、アプリだけでさまざまな手続きが可能となったことだ。まず、アプリから支払いが可能となった「アプリde支払い」機能。
三井ショッピングパークカード「セゾン」等の対象カードを登録した顧客に限り、実際の店舗でQRコードを専用機器にかざすだけで、支払いができるようになった。カードや財布を取り出す手間が省けることはありがたい。
また、三井ショッピングパークポイント会員への登録もアプリでできるようになった。Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)への登録もできるので、店舗に行けばカードなしで決済が可能になるだけでなく、そこで購入した時のポイントもつけることができる。
従来は紙仕様だったキッズ会員の会員証も、アプリにその機能を搭載。アプリをダウンロードしたスマホがあれば、カードなしで買い物もでき、ポイントもたまり、会員優待サービスを受けることができるというわけである。
ポイント2:&mall(アンドモール)機能拡張
Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)は、リアル店舗とネットショップ、双方でも買い物を楽しめるファッション通販サイトである。2017年11月の開始以来、2018年6月時点で会員数約50万人、店舗数300を超える。
今回のリニューアルによって、&mall内にコーデサーチ機能を追加。アプリから気に入ったコーディネートを撮影し、画像をもとに&mall内で類似の商品を検索。場所や状況を選ばず買い物が楽しめるようになる。また、GPS機能によってアプリユーザーがどこの店舗で買い物をしたかがわかるように。この機能は、実店舗のスタッフのモチベーションアップにつながると考えられている。
リアルとECをつなぐ三井
キャッシュレスの動きは他国に比べて遅れてはいるが、確実に国内にも波及し始めている。
現代は現金を持たずにカードのみを持ち歩く人も増えてきているので、スマホさえ持っていればことが足りるという未来も目の前ということを体感させてくれた。
三井のショッピングアプリの利点は、ネットとリアルがしっかり結びついている点だ。ECサイトも拡充し、リアル店舗のスタッフへの配慮も忘れない。ECで店舗と顧客のやり取りが簡単になった今でも、実店舗で実際に顧客の声を聞くことも大切だ。
そして、三井のショッピングアプリなら、そうした実店舗での評判が上がるからこそ、ECサイトへの流入も増える。2本の柱で事業拡張を狙っているのだ。