台湾人・香港人が日本旅行に求めることとは。
株式会社ジーリーメディアグループ(本社:東京都渋谷区/支社:台湾台北市/代表:吉田皓一)は、自社の運営するサイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」でユーザーを対象に、「訪日旅行」に関する調査を実施した。台湾人・香港人を中心に3,958名から回答を得た。
≪調査背景≫
2017年の1年間で、台湾から日本に来た観光客の数は過去最多となる456万人を記録した。訪日外国人観光客の中では中国に続く勢いで増え続けている台湾・香港からの訪日観光客は、日本へのリピーターの数も多い。
そこで今回は、台湾・香港人向けの訪日観光情報サイトとしてNo.1のユニークユーザー数を有する「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」で、台湾人・香港人が日本のどこに興味関心を持って日本に訪れるのかを調査した。
一番行きたい季節は「秋」。四季の体感を得るために日本へ
「日本旅行で興味があるものは?」という問いに対して最も多い回答が「四季の体感(桜、紅葉、雪景色)」で71.4%、次いで「自然・景勝地」が70.9%という結果になった。
さらにその中でも一番行きたい季節は「秋」。これからの季節に訪日観光の需要が増えることが予測される。
一番多くの観光客が訪れるのは、東京
「今まで旅行に行った地域はどこか?」の問いで最も多かったのは、やはりというか「東京」で84.8%という結果に。次いで大阪、大阪以外の関西、九州と続き、台湾・香港から比較的行きやすい地域に関心が向けられているようである。
そうした中でも「行ったことのある地域」として最も少なかったのは「山陰(島根・鳥取)」。上記のように台湾人・香港人の関心が日本の自然にあるのなら、それらの地方にもまだまだ伸びしろがある。
現地体験ツアーはネットで購入
訪日観光客の97%が個人旅行で来ている、との回答に。
まだまだ人気を誇る現地体験ツアーについては、申し込みの大半がネットからの申し込みだという。現地での購入とは大きく差が出る結果となり、今後もネットの利便性が重要視されていくことになるだろう。
海外を意識するならネットの活用は重要
個人旅行が大半とはいえ、台湾人・香港人が日本旅行に求めているのは「四季の体感」であり、それを体験できる現地体験ツアーがまだまだ求められることも予測される。
加えて、現地体験ツアーにはネット購入が多く、海外にいる状態からでも日本に関する情報を収集していることがわかる。
日本の情報を調べる過程で日本商品に興味をもったり、旅行後に気に入った商品をネットを通じて購入など、ネットを通じた海外からの購買のチャンスも多い。
四季の中で日本に興味をもつ外国人が最も多い秋に、外国人に向けた施策を用意する事は重要なのではないだろうか。