Visaが『Visaのタッチ決済』をローソン店舗に導入、インバウンド客の決済利便性も向上へ

ECのミカタ編集部

ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:安渕聖司、以下「Visa」)は、株式会社ローソンが国際標準規格の「Type A/B」による非接触決済(以下、「Visaのタッチ決済」)を導入し、本日9月11日0時より全国のローソン(ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100)14,289店舗(2018年7月末現在)のレジで、Visaのタッチ決済の利用が可能になったことを発表した。

スピーディーかつより安全に支払いが完結

Visaのタッチ決済は、日本を含む世界70以上の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法だ。店員にカードを渡すことなく、レジにあるリーダーに非接触対応のVisaカード(クレジット・デビット・プリペイド)をタッチするだけで、サインも暗証番号の入力も不要(一定金額を超える支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となる)で、スピーディーかつより安全に支払いが完結する。

Visaによれば、世界では、多くの国で非接触決済が一般的になっており、2020年までには世界の全カードの約50%が非接触対応になると考えられているとしており、非接触決済市場の成長性にも言及している。

訪日観光客の決済面での利便性も向上

訪日観光客の決済面での利便性も向上

ローソンでは、すでに2018年1月30日より、ICによるVisaカードの決済を開始しており、前述したようにサインも暗証番号の入力も原則不要で支払いをすることが可能となっているが、今回のVisaのタッチ決済の導入により、国内はもとより、海外のユーザーにもさらに迅速かつ安全な方法でVisaカード(クレジット・デビット・プリペイド)が利用できるようになる。

Visaによれば日本政府は、今後10年間(2027年6月まで)でキャッシュレス決済比率を倍増し、4割程度とすることを目指しているが、一方で単価5,000円以下の対面決済の約90%が現金で支払われており、Visaでは、スピーディーで安全なVisaのタッチ決済の普及推進により、政府の掲げるキャッシュレス化推進の目標達成に貢献していく方針だ。

国内のキャッシュレス化推進の原動力のひとつ

同社が指摘するように、今回の非接触決済のローソングループへの導入は、国内ユーザーのみならず、海外からのインバウンド客の決済面での利便性向上にも寄与するものとみられ、越境ECと親和性が高いそうしたユーザーにどう受け入れられるかもひとつのカギとなるだろう。

また、とかく現金主義と言われる国内の決済状況と災害にともなう長期停電等にどのように対応するのかといったハードルを乗り越えて、いかに非接触決済が浸透していくかも注目される。

Visaでは、今回のローソンでのVisaのタッチ決済の導入は、今後の国内のキャッシュレス化推進の原動力のひとつとなると位置付けている。同社は今後も継続して、消費者と加盟店に対して、より安全で利便性の高い決済手段を提供し、国内決済市場における、さらなるキャッシュレス化の推進に努めていく方針だ。

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