利用者急増中のInstagramストーリーズからECサイトへの集客を実現

ECのミカタ編集部

アライドアーキテクツ株式会社(本社:東京都渋谷区/代表:中村壮秀)は、UGCマーケティングプラットフォーム「Letro(レトロ)」において、Instagramの「ストーリーズ」機能でUGCが活用できるパッケージを提供開始。

UGCはWebサイト上でユーザーによって作成・制作されたコンテンツ(User Generated Contents)の総称。ここでは「SNS上のユーザー投稿」を指す。

 「ストーリーズ」は米国時間で10月17日、今年6月より国内での提供が開始したInstagramの「ショッピング機能」との連携が開始されており、「Letro」の導入で、UGCを活用した効果的なEC集客が実現できる。

ECサイトへの架け橋「Letro」

「Letro」は、Instagram上にユーザーが投稿した写真や動画(UGC)を収集し、投稿者の許諾を得た上でSNS広告やECサイト、ブランドサイトなどのクリエイティブとして活用できるプラットフォーム。2017年よりInstagramおよびFacebookの公式マーケティングパートナーに認定されており、独自の人工知能でUGCの画像解析を行い、プロモーション効果が高い画像を事前に予測することが可能となる。

「ストーリーズ」機能とは

「ストーリーズ」機能とは

「ストーリーズ」は、フィード投稿とは別に15秒以内の動画や写真を投稿できる機能。24時間後に自動的に投稿が消える「つかの間の」の意味の“エフェメラル機能”として知られている。

 フルスクリーン表示で従来のフィード投稿よりも高い没入感を与えることができるため、企業の公式アカウントでも積極的に活用されている。

 2018年6月より、フィード投稿に商品名や価格が記載された商品タグを表示して外部ECサイトに誘導できる「ショッピング機能」が開始。今月10月17日には、本機能と「ストーリーズ」との連携が発表された。これにより企業は、ECサイトにおける購買促進に「ストーリーズ」を活用することが可能となった。

ユーザー投稿の収集からECサイトの連携まで

 「Letro」は、ユーザーが撮影したリアルな動画や画像をInstagram上で収集し、投稿者の許諾のもとに「ストーリーズ」へ投稿してECサイトの集客に繋げることができる。

 特にユーザーの没入感が高い「ストーリーズ」では、感覚や嗜好に馴染まないコンテンツが表示されると、従来の広告よりも強い違和感を与える可能性がある。さらに「ストーリーズ」は24時間という制限時間もあるため、より多くのフォロワーに継続的にリーチするためには、多数のコンテンツを作成する必要がある。

 「Letro」のパッケージは商品・ブランドのファンが撮影し、スタンプなどで加工した動画や写真を「ストーリーズ」の投稿コンテンツとして活用し、「ショッピング機能」と連携する。これにより自然な形で商品の特長や世界観を継続的にフォロワーへ伝えることが可能となり、ECサイトへの効果的な誘導が実現できる。

 また、本パッケージはInstagramプロモーションにおいて、「ストーリーズ広告」でのUGC活用を支援。 今後、Instagramの広告機能である「ストーリーズ広告」とも連携が行われる可能性もある。

効果は抜群?「ストーリーズ」利用率が、10代は1.8倍に増加

効果は抜群?「ストーリーズ」利用率が、10代は1.8倍に増加

 株式会社ジャストシステム(本社:東京都新宿区/代表:関灘恭太郎)のネット調査によると、Instagramを現在利用している人のうち、「ストーリーズ」で「投稿したことがある」ユーザーは33.7%で、2017年5月度調査から14.1ポイント増加した。

 年代別で見ると10代の利用率が特に伸び、2017年5月度調査時は37.2%だったのに対し、今回は65.5%と、約1.8倍に増加している。

 Facebookにも「ストーリーズ」機能はついているが、実際に利用した人は約1割とさほど認知はされていない様子。今後、Instagramの「ストーリーズ」へのアプローチが重要になってくるかもしれない。


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