各世代毎のスクリーンタイムから選んだ、利用率が高いアプリランキング
株式会社テスティー(本社:東京都中央区、代表取締役:横江優希)は、全年代の男女686名を対象に行ったスクリーンタイムに関する調査結果を発表した。
スクリーンタイムの調査をおこなうことで、人気アプリやスマホ利用時間の分析が可能となる。
ユーザーのスマホ利用の実態が明らかに
スクリーンタイムとは、iOS12より追加された新機能。
スマートフォン利用時間やアプリ起動時間などのリアルタイム確認、コンテンツとプライバシーの制限設定が可能だ。今回はスクリーンタイムの過去7日間のレポートをスクリーンショットで撮影してもらい、テスティーオリジナルの画像解析調査を実施した。
<調査概要>
調査期間 :2018年11月14日(水)〜16日(金)
調査対象 :男女 / 10代〜30代以上 / テスティーモニター会員
回答 :686名(10代210名、20代169名、30代以上307名)
実はアプリの利用は少なめ?利用アプリランキング
全年代の男女686名のスクリーンタイム画像のうち、上位3つに表示されているアプリを集計しランキングにした。その結果、第1位は10代が「YouTube」で47.6%、20代は「Safari」で61.5%、30代以上は20代に10ポイント以上の差を付けて「Safari」で74.3%となった。
利用時間が最も多かった「利用TOPアプリ」のみのランキングでは、利用率TOP3のランキング同様、第1位は10代で「YouTube」、20代と30代以上で「Safari」に。
各年代において「アプリ」を利用せずに「Safari」を利用してWeb閲覧している様子が伺える結果となった。
動画を見る人は長い?1日あたりのスマートフォン平均利用時間
スクリーンタイムに表示される「1日あたり〜時間」という表示を集計し、「スマートフォン平均利用時間」を調査。
10代は「4時間58分」、20代は「5時間25分」、30代以上は「5時間22分」と、1日あたりの平均利用時間が最も長いのは20代となった。
利用TOPアプリ別に「スマートフォン平均利用時間」を比較したところ、全年代において、利用TOPアプリが「YouTube」の人は、1日あたりのスマートフォン平均利用時間が最も長いという結果に。
次いで、10代では「Twitter」、20代では「LINE」、30代以上では「Instagram」利用者の平均利用時間が長いことがわかった。
スクリーンショット画像解析で判明した各年代の傾向
686名のスクリーンショット画像のうち、年代別の傾向が出ているものを集めた。
10代では、「YouTube」が他の利用アプリに比べて長時間利用している傾向にあり、特に土日の利用時間が長いようだ。
20代では、SNSが上位にランクイン。利用時間数も他年代と比較して長い傾向が見られ、コミュニケーションを求める世代と言えそうだ。
30代では、他の年代に比べて圧倒的に「Safari」の利用時間が長く、アプリよりもWeb検索を活用している様子。情報収集などに時間を費やしているのだろうか。
年代別スマホ利用で読み解く心理
年代別にスマホの利用時間やアプリを知ると、世代によってスマホに何を求めているかが見えてくる。
YouTubeがメインの10代は娯楽に、あるいは情報収集に、SNSがメインの20代はコミュニケーションツールとして、Safariの多い30代は情報収集ツールとしてスマホを利用しているようだ。
自分自身のスクリーンタイムや周りの人のスクリーンタイムからは思わぬ発見があるかもしれない。