LINEがリアル店舗でバーコードをかざすだけでLINEポイントがたまる『SHOPPING GO』の提供を開始
LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」において、実店舗での商品購入時にLINE内に表示される専用のバーコードを読み取ることで「LINEポイント」が付与される新サービス「SHOPPING GO」の提供を開始した。
リアル店舗への顧客誘導に力を発揮する『LINEポイント』
LINEでは、LINEから簡単おトクに買い物が楽しめるショッピングサービスとして、2017年6月より「LINEショッピング」の提供を開始している。商品購入額に応じて「LINEポイント」が付与され、貯まったポイントは1ポイントを1円として「LINE Pay」で使えたり、各社のポイント・商品と交換することが可能だ。
ファッションや家具、コスメなど2億点以上の商品を検索・閲覧することができ、現在の会員数は、2,200万人*1を突破、MAUも1,000万*2を突破するなど、20代~30代の女性を中心に、多くのユーザーに対してオンライン店舗との出会いを創出してきた。
また昨年の12月には、大手EC企業の実店舗で、LINEショッピングの公式アカウントを通じバーコードを送付し、それを店舗でかざすと商品購入額に応じて「LINEポイント」が付与されるというキャンペーンを行ったところ、店舗全体の購買者の約3割がキャンペーン経由で商品を購入する結果となり、LINEポイントが店舗誘導に有効であること、さらに購買きっかけにつながる事がわかったとしている。
*1:LINEショッピングの利用規約に同意したユーザー数(2018年10月時点)
*2:2018年1月の月間アクティブユーザー数
LINEひとつあれば店舗で「お得」に買い物を楽しめる
新たに提供が開始された「SHOPPING GO」は、実店舗での商品購入時にLINE内に表示される専用のバーコードを読み取ることで「LINEポイント」が付与されるサービスだ。
位置情報に応じて、「LINEポイント」がもらえるお店(実店舗)を検索することができ、バーコードは、LINEウォレット内にある「マイカード」と連動しているほか、「LINEショッピング」のオンラインショップページでも表示されるので、ユーザーは、新しくアプリをダウンロードしたり、ポイントカードを持ち歩く必要が無くLINE1つで店舗でも、お得に買い物を楽しむことができる。
【SHOPPING GOの使い方】
◆LINEウォレットから
①LINEウォレットの「マイカード」から、SHOPPING GOの導入ブランドをクリック
※「マイカード」のページ内で、LINEポイントの還元率の記載のあるブランドが「SHOPPING GO」の加盟ブランドになる。
②マップ上で今いる場所から近い「SHOPPING GO」の加盟店を探す
③店舗に行き、商品購入時に「SHOPPING GO」のバーコードをかざす
◆LINEショッピングから
① LINEショッピングの公式アカウント、またはトップページからSHOPPING GOのバナーをクリック
②該当のブランドを選択し、マップ上で今いる場所から近い「SHOPPING GO」の加盟店を探す
③店舗に行き、商品購入時に「SHOPPING GO」のバーコードをかざす
※「SHOPPING GO」の公式アカウントからも、上記と同様のステップで利用が可能。
2021年中に導入店舗数20,000店舗を目指す
同サービスについては、「SHOPPING GO」の導入を開始するファッションブランド「earth music&ecology」国内286店舗では、最大50%オフのセールを開催する他*3、購入時に「SHOPPING GO」のバーコードを提示すると、購入額の20%分の「LINEポイント」を還元するキャンペーンも、12月21日(金)までの期間限定で開催される。
また、12月中旬には、家電量販店「ビックカメラ」「コジマ」「ソフマップ」でも「LINEポイント」還元の対応を開始、現金払いやクレジッドカード、「LINE Pay」など決済手段を問わず、バーコードを読み込むだけで、店舗特典に追加で「LINEポイント」が付与される。
同社では今後、「SHOPPING GO」について、「LINEポイント」の還元だけでなく、導入店舗のオンライン・オフラインにおける、在庫データの把握や、価格比較などもLINEひとつで確認する事ができるようになり、ブランドのオムニチャネル化を推進するプラットフォームへと進化し、2021年中に、導入店舗数20,000店舗を目指す方針だ。
また、導入店舗の近隣に立ち寄ると、LINE上にポップアップで「お知らせ」を送る機能なども予定しており、さらなる来店・購買促進を図る事が可能になるとしている。
すでに日本国内だけでなくアジア圏を中心に世界のコミュニケーションツールとなりつつあるLINE。そのLINEは、そのプラットフォーム上でECをはじめとした各種のサービスを展開しており、エコシステムとしても存在感を発揮している。
今回、LINEアプリさえあればリアル店舗でポイントが付与されるサービスが開始されたことにより、ユーザーの利便性だけでなくリアル店舗への顧客誘導の面でも大きなアドバンテージを発揮することになり、さらにLINEの価値を高めることになりそうだ。
*3:一部店舗を除く。